そのうち海洋生物はこうなる? ショートアニメ “Hybrids”
“2050年までに、海のプラスチックゴミの重量は魚を超える”
そんな予想データが出ているのはご存知ですか?
スケール感、想像もつかないですが、魚の量を超えちゃうなんて、なんだかとんでもないことになりそうだという気はしますよね!
最近はストロー廃止の動きが広まったり、今年のカンヌライオンズではTrash Isleがグランプリを受賞するなど、海洋汚染に対する意識が高まっていますが、来年のアカデミー賞、 Best Animationの候補かもと言われている“Hybrids”が、Vimeoで期間限定で公開されています。
フランスのコンピューターグラフィックアニメーションスクール、MoPAの生徒だった5人(Florian Brauch, Matthieu Pujol, Kim Tailhades, Yohan Thireau, Romain Thirion)が、1年かけて制作しました。
ダイバーでもある Romain Thirion が、海に潜った時に、あまりのゴミの多さにショックを受けたことから始まった企画です。「自分たちが持っているツール、フィルムメイキンングのノウハウを使って作ったこの動画を見て、自分の行動を改めてくれる人がいれば、僕たちにとってとても意味のあること。」
「オーシャンズ」のような海洋生物を追ったドキュメンタリー映画がありましたが、それを見ているような感じです。淡々と進む海洋生物たちの日常・・・と思ったら、それらの体の一部を構成しているのがゴミ!!自然に溶け込んでいるので、これが意外と本当にいそうに見えてしまいます。プラスチックを背負っているヤドカリなど、今も実際にいますものね。
このまま汚染が進めば、いつかこんな生物を見ることになっちゃうのかしらと不安になるショートフィルムです。こういう不安感を煽るのが一番、人の意識に影響を与えそうな気はします。
メイキング
視聴できるのは1か月だけとのことですので、お早めにどうぞ!