CMだけじゃない?映画業界も熱視線を送るスーパーボウル!
初めまして!AOI Pro.でインターンをさせて頂いているエスペランザ・ベナビデスと申します。今はテンプル大学の4年生でフィルムを勉強しています。以前はシカゴに住んでいて、映像制作を約3年間勉強しています。日本で見るコマーシャルや映画はアメリカのものと全然違うので、AOI Pro.でインターンできることや東京での経験はとてもいい勉強になっています。
さて、コマーシャルだけ見る人がいるくらいアメリカ人にとってスーパーボウルは大きな行事です(日本にいるので今回は見ることが出来ませんが・・・)。
ハフィントン・ポストによるとテレビCM広告料は30秒スポットでなんと約3億5千万円を超えるそうです!以前のブログにもあったように、数多くの企業がこのスーパーボウルコマーシャルに参戦しようと意気込んでいますが、CMだけでなく映画のトレイラーも大いに盛り上がっています。ワイルドスピード6やスタートレックのようにスーパーボウルの当日までトレイラー公開を待つ映画もあるよう・・・特にスタートレックは既に2つのトレイラーをIMDb上で公開していますが、ソーシャルメディアやスーパーボウルを積極的に使い、新しいマーケティングに挑戦しています。
ワイルドスピード6/スタートレックに関する記事はこちらから:
http://screencrush.com/2013-super-bowl-commercials-movie-trailers/
スーパーボウルの広告料等に関する記事はこちらから:
http://www.huffingtonpost.com/2013/01/04/cost-of-super-bowl-ad-2013_n_2410036.html
スーパーボウルの中継でスタートレックは未公開のフッテージを使ったトレイラーを発表するだけでなく、なんと第2クオーターには新しいアプリも発表します。このアプリは音声自動認識システムやイメージスキャン機能など様々な技術を組み合わせて出来ています。現在アプリはダウンロード可能ですが、試合当日にスタートレックのトレイラーが流れるまでは使用が出来ない状態になっています。
アプリでは、ユーザーがスタートレックのキャラクターになってミッションを遂行していくゲーム等も楽しめるようになっており、ミッションをクリアすると、限定コンテンツやポスターが貰えるそうです。また、アプリに登録した方の1名にスタートレック試写会のVIPツアーが当たるとのこと。
全スマートフォンにも対応しており、ボタンひとつで他のどこよりもスタートレック映画を体験出来るという点がこのアプリの魅力です。さらに、このキャンペーンはオーディオスキャン機能、イメージスキャン機能、ユーザー位置情報の3つの機能を組み合わせた最初のアプリで、ユーザーのボイスを認識したり、スタートレックのポスターや映画館に近づくと自動的に新しいコンテンツが追加されます。
アプリの説明動画はこちらから:
意外にもスタートレックのスーパーボウルデビューは遅く、2009年の最初のスタートレック映画のトレイラーが初めてでした。
2009年のトレイラーはこちらから:
このように、映画アプリは映画におけるマーケティングを大きく変えています。ホームページやテレビで見なくても、スマートフォンでアプリをクリックするだけでトレイラーを見たり、映画について詳しく知ることが出来るのです!
このスタートレックを皮切りに、これからは急成長するデジタルメディアを生かした新しい形の映画マーケティングが続々と出てくることでしょう。