Spikes1日目!!
いよいよSpikes初日!!
コンベンションセンター1階で登録を済ませ、会場がある2階へ。
頂くバッグの中身はこんなかんじ。カンヌと同じかんじです。
会場入り口:
今日のセミナーは「カンヌ2010を振り返ろう」というコンセプトのセミナーのみだったので個人的にはあまり期待してなかったのですが、意外と悪くなかったんですよー!
カンヌで授賞式に出ても、そこで審査員が結果を分析して解説をしてくれる事ってないじゃないですか。一言くらいの感想のみの時間しかなくて。
このコーナー、今後もっと良くなってくといいなー。
今回3人のプレゼンターが順にカンヌを振り返ろうというテーマでプレゼンしてくれたのですが、そのうちJWT AsiaのRegional Executive Creative DirectorのTay Guan Hinさんがとても良かった。
彼は今回カンヌでOUTDOOR部門の審査員を務めていたので、その視点から、今回のカンヌのOUTDOOR広告の解説と分析を論理的にうまーくまとめてました。
OUTDOORの優れた作品全てに共通する事は、
1. SENSORIAL(心に訴えかけるものである事。感覚的な共感を作り上げる事、その経験を作り上げる事。)
2. SCALE(スケール感がある事、空間を生み出す事。)
3. SOCIAL(バズを作り出す事。イベントが終わった後も、広がり続ける事。)
であると説明した上で、7つほど例にあげて解説してくれました。
その中でも観客の反応が特に良かったものをピックアップしました。
私も、カンヌで見てたのにまた彼の観点から見て良かったのでもう一度どうぞ!
☆TELETRANSPORTER
男は男友達とバーでビールを飲むのが好き。でも彼女はそれをいやがる。
そこで開発されたのが、バーに設置する完全防音のブース。
それもただのブースではなくて、中に入ると「渋滞中の音」「病院の音」「子供が泣いてる音」「仕事場の音」など好きな音をBGMとして選ぶ事ができる、つまり彼女に簡単に嘘を信じてもらう事ができるというもの。
クライアントはAndes Beer、エージェンシーはDel Campo Nazca Saatchi & Saatchi, Argentina。アルゼンチンの広告です。こんな装置作ってくれたら、そりゃAndes Beer好きになっちゃいますよね。
☆WATER TALKS
見た事もないような水のインスタレーションが目の前に。「私は、戦争よりも、人を殺してます」「私は、ガンよりも、人を殺してます」と恐ろしい文句が流れ落ちてきます。そして最後に、「私は、飲んではいけない水です」。危険な水を飲んで亡くなる人が年間800万人いて、Solidarites Internationalはそれと戦い続けてます、と訴えるもの。
クライアントはSolidarites InternationalというNGO団体。エージェンシーはBDDP, Paris。
☆THE COKE SWAP
私の大好きなCoca Cola Zeroのキャンペーン。
「ほら、Coca ColaとCoca Cola Zero、味が同じでしょ?」ってキャンペーン。
広告というものを信じなくなってる消費者に対して、広告自体に参加させてしまう力がすごい、とTayさんは言ってました。
エージェンシーはMcCann Erickson Madridです。
セミナーの後は、オープニングドリンクがあったので彼と話す事ができました。
すごく気さくな人で、「プレゼンはスティーブ•ジョブズのプレゼン手法を盗んだんだよー!」っておちゃらけてました♪
写真のお願いも喜んで引き受けてくれました。笑
オープニングドリンクは、去年は会場からタクシーで移動する場所でやっていたので人の集まりもいまいちだったけど、今年は会場を出た所でやったのでこの通りー!
終わったらシンガポールに来たからにはチリクラブ食べなきゃーー!とみんなでJumboへ。
そう、Jumboと言えば焼肉ですが、シンガポールではチリクラブなんです。笑
皆さん、シンガポールに来る際には是非Jumboへ。
そして気づけばアジア広告を全くピックアップしてない私。。。
すみません。。笑
明日に乞うご期待〜〜〜!