今回Ciclope Asiaに参加した際に、会場に来ていた方にインタビューをさせて頂きました!

・どうしてCiclope Asiaに参加したか?
・実際に来てみてどうだったか?
・アジアや日本の広告、業界についてどう思うか?
…などなど気になる3つの質問をしてみました!

会場で伺ったリアルなご意見をどうぞ!

Q1. CICLOPE ASIAに来られた一番の理由は何ですか?

・普段はロサンゼルスを拠点に仕事をしていますが、アジアのネットワークを広げ、アジアでも仕事を獲得したく今回参加しました。アジア各国のインターナショナルな製作会社が多数集まると聞いたのでネットワークの拡大、そしてアジアのトレンドの把握も今回の狙いの一つです。母体が海外の広告祭ということもあり、参加される方も海外の技術に敏感な方が多く来られていると思います。
(プロデューサー / 日本出身・クリエイティブ制作会社 / ロサンゼルス)

・数年間上海を拠点にカラリストとして活動していますが、最新のアジアのクラフト技術、アジアの広告業界の動向が知りたかったので参加しました。
(カラリスト / ヨーロッパ出身 ・ 国際ポスプロ会社 / 上海)

・今回シクロぺアジアに来たのは、新しいアイデア・新たに学べることがあると思ったためです。また、私自身ニューヨークで制作会社に勤めていますが、日本に興味があり、東京への移住を検討しているため参加しました。
(バイリンガル制作 / アメリカ出身 ・国際クリエイティブ制作会社 / 東京)

・自身が制作会社、代理店、フリーランスなどの職業の変化を経験してきました。そんな中で、シクロぺアジアの様な場所で繋がりを作り、最新の情報を得ることが重要だと感じ今回参加しました。日本国内で開催されるイベントの中で特にシクロぺアジアはインターナショナルな集まりが特徴的です。
(バイリンガル営業 / 日本出身 ・プロダクションユニット会社 / 東京)

 

Q2. CICLOPE ASIAに参加されてみて如何でしたでしょうか?

・音楽やCG、映像制作に関わる色んな分野の方が来られている印象でした。去年と同様、今年もインドからオーストラリアまでアジア各国から参加者が来ていて、今年は特に中華系の方達が多かった様に感じます。
戦略やキャンペーン、アイデアを賞賛する広告祭が一般的ですが、一般的な広告祭は制作会社からしたらちょっと遠い存在に感じることがあります。一方でシクロぺはクラフトを評価する広告祭なので、制作会社にとってはかなり身近に感じます。そう言ったクラフトを評価する広告祭は他にないので、クラフトを評価するというのがシクロぺの一番の特徴ですね。
(監督 / 日本出身・映像制作会社 / 日本)

・今回日中のセミナーなどに参加する事は出来ませんでしたが、インターナショナルな映像業界の製作の方達が一同に会する貴重な機会に足を運べてよかったです。以前一緒に仕事した方達との再会も多々ありました。フリーランスで活動をしている為、シクロぺアジアの様なネットワークが構築できる場所はとても為になります。
(バイリンガル俳優、ビデオグラファー / 日本出身 ・フリー/ 東京)

・今回電通さんのスピーキングセッションで東京オリンピックに向け、スポーツを通じて社会をポジティブに変えていくというお話がありましたが、ものすごく素晴らしいアイディアだと思いました。今後の広告のあり方など、世界に向けて何ができるかなど、広告とは社会の為にあるのだと改めて自分の仕事にプライドを持てました
(バイリンガル制作 / アメリカ出身・国際クリエイティブ制作会社 / 東京)

・出品されている作品のクオリティが高いと感じました。昨年もシクロぺアジアに来ましたが、昨年よりも今年の方参加人数が多いと感じます。この調子で今年よりも来年、来年よりも再来年と、どんどん盛り上がるといいですね!
(プロデューサー / 日本出身 ・ポストプロダクション会社 / 日本拠点)

・授賞式後にパーティーがあるのがいいですね。日本人はパーティーごとが苦手ですが、シクロぺアジアは海外主催の広告祭なので、こういったパーティーの場でコネクションの構築ができるのは参加する側にとって大きなメリットです。そのほかにも、シクロぺの様にクラフトを評価する広告祭がない為、シクロぺ参加者達に一体感がある様に感じました。
(VFXエディター / 日本出身・ポストプロダクション会社 / 東京拠点)

Q3. アジアの広告、業界についてどう思われますか?

・アジアを拠点にカラリストとして活動していますが、アジアの案件も最近は欧米と同程度の予算で作っているCMが多いと感じます。
ただ、アジアではクライアント・エージェンシーが言うことは絶対的という風潮があります。クライアントやエージェンシーの方々がMicro Managementしたい気持ちは分かりますが、そうなると私達カラリストは技術・専門知識・才能を存分に発揮する事ができません。欧米ではカラリストはアーティストとして見られているので、その分野については私たちプロの意見を尊重してくれる傾向があります。なぜなら私の技術・専門知識・才能を求めて雇っているからだと思います。
欧米と同程度の予算で制作されている案件でも、そういった考え方の違いがあるため、欧米では技術面で賞を取る作品が多いのかも知れませんね。アジアには優秀なタレント、技術者がたくさんいると思いますが、まだクラフトに関して本領を発揮できていない気がします。だからこそこれからのアジアのポテンシャルはすごいと思います。これからのアジアの動向が楽しみです。
(カラリスト / ヨーロッパ出身・国際ポスプロ会社 / 上海)

・どの作品でもふんだんにCGが使用されている印象でした。アジアだけでなく世界で共通している傾向かもしれませんが。日本はアニメーション技術はかなり高いですが、CGの技術などは世界レベルで比べると少し劣っていると感じるところがあるので今後の伸び代に期待したいところです。
(プロデューサー / 日本出身・ポストプロダクション会社 / 日本)

如何でしたでしょうか?

これからどんどん盛り上がりを見せるであろうCICLOPE、

来年もどうぞよろしくお願い致します!