ダイエット中だったのに、南仏の美味しい料理とお酒で完全にリバウンドしそうです。大出です。

エリーシャに続き、3日目のグランプリ受賞作品の報告です!

本日は、6つのカテゴリーのグランプリ受賞作品を紹介します:PR LIONS、SOCIAL & INFLUENCER LIONS、DIRECT LIONS、CREATIVE DATA LIONS、MEDIA LIONS、CREATIVE STRATEGY LIONS

 

まずは、こちらから:

 

PR LIONS

PR Lionsは、戦略的かつクリエイティブなコミュニケーションのクラフトを評価し、

その企業のイメージやビジネスの向上にいかに貢献できたかがカギとなります。

今年のPRは、「Other FMCG」(=その他の日用消費財)カテゴリーでこちらが受賞:

The Female Company – “The Tampon Book: A Book Against Tax Discrimination”

 

ドイツの消費税は19%である。

ただ、生活必需品に限っては軽減税率7%となっています。

ところが、女性にとって必需品の生理用品はなぜか19%のままなのです。

このおかしな状況に目をつけたThe Female Companyは、

法の抜け穴を見つけ、付録として偶然にもタンポンが15個ついた本を発売しました。

 

確かに、本の付録だったら、対象税率が7%で済むのか・・・

鋭いところに目をつけましたね。

 

SOCIAL & INFLUENCER LIONS

どれだけソーシャルネットワークやプラットフォーム、

アンバサダーやインフルエンサーを効果的に起用したかが問われる「SOCIAL & INFLUENCER LIONS」。

今年は、「Innovative Use of Community」カテゴリーでこちらの作品が受賞しました:

Wendy’s Community Management – “Keeping Fortnite Fresh”

 

ゲームライブストリーミングサイトの「Twich」で、

赤いフードを被ったWENDY’Sのキャラクターが「Fortnite」に登場しました。

ゲーム内のバーガー店にある冷凍庫を破壊し続けることで、

ウェンディーズは、冷凍牛肉を使っていないクリーンな企業であること示しました。

 

世界中で大人気の「Fortnite」を人気のプラットフォームの「Twitch」でライブ配信して、

WENDY’Sのキャラクターを登場させたらそりゃみんな食いつきますよね。

 

DIRECT LIONS

こちらのカテゴリーでは、特定のオーディエンスを直接的にターゲットし、

重要かつ有意義な結果をもたらすことのできる行動喚起を目的とした

消費者との関係性の追求および応用を示した作品が受賞の対象となります。

今回は、あのバーガー屋が「Retail」部門で受賞しました:

Burger King – “The Whopper Detour”

 

バーガーキングは自社のモバイルアプリの活性化をはからい、

ワッパーを1ペニーで買えるクーポンを配布しました。

ただしそれは、マクドナルドの店舗の半径600フィート内でしか受け取れません。

クーポンを手に入れると、アプリが最寄りのバーガーキングへと誘導してくれます。

アプリのダウンロード数は、9日間で150万を超えたそうです。

 

毎回思うのですが、海外のバーガーキングの広告はいつも攻めすぎてて、ヒヤヒヤしますよね

それが面白いところではありますが笑

 

CREATIVE DATA LIONS

クリエイティブデータライオンズでは、アイディアと情報の相互作用を評価します。

データの工夫的な使用、解釈、分析や応用によって、そのキャンペーンがいかに向上もしくは影響したかを示す必要があります。

そんな中で、「Social Data & Insight」カテゴリーで受賞したのがこちら:

Black & Abroad – “Go Back to Africa”

 

黒人系の旅行者のためにコミュニティ、「Black & Abroad」によるアフリカ観光キャンペーンの映像。

Go Back To Africa」と黒人に向かって発せられる差別的で軽蔑的な言葉がTwitterでつぶやかれる度に、

AIが反応し、アフリカの美しい光景や黒人の画像が表示されるシステム。

 

差別的なメッセージをポジティブなものに変え、

発言者を改めさせ、結果その国のアピールにもなるという素晴らしい仕組みですね。

 

MEDIA LIONS

メディアライオンズでは、クリエイティブの文脈が評価され、

斬新かつ革新的な方法で実施されたクリエイティブを示す必要があります。

Social Behavior & Cultural Insight」カテゴリーで受賞したのがこちら:

Nice Air Max – “Air Max Graffiti Stores”

 

グラフィティアートが人気のブラジル・サンパウロで、

ナイキは人気グラフィティアーティストたちに声をかけ、

街中の壁面に発売予定の新作のナイキのエアマックスを履いたキャラクターたちが現れた。

新作のスニーカーを購入したい人は、キャラクターが描かれている場所に行って、アプリを起動させなければならない。

この斬新な仕組みでナイキの売り上げは32%も向上したとのこと。

 

なんかポケモンGOみたいで、面白い仕組みですね笑

評価対象の項目を考えると、納得ですね。

 

CREATIVE STRATEGY LIONS

最後に、今年からの新設カテゴリー、CREATIVE STRATEGY

こちらでは、最終のアイディアに至るまでのアイディア、すなわちブランドを変化させ、

そのビジネスを再構築し、消費者やより広い文化に影響を与えたマーケティングを評価します。

このカテゴリー初のグランプリは「Automotive」部門のこちら:

Volvo Cars – “The E.V.A. Initiative”

 

E.V.A.」(=Equal Vehicles for All)。

ほとんどの自動車メーカーがクラッシュテストを行う際に、男性のダミーを使っているとのこと。

その結果、男性より女性のほうが交通事故の際により重度な怪我を負う可能性が高いみたいです。

そこで、Volvoは1970年代からの40年以上にも渡る事故データを集め、分析しました。

車が男女平等に安全なものになるよう、その研究結果をE.V.Aとして公開し、誰でもダウンロードできるようにしました。

 

今回の受賞報告は以上です!

いかがでしたか?

 

ちなみに先日、AOI TYOのパーティーが行われたので、その様子をちょっとお見せします:

 

  

ツーショットは僕と今回DJとしてお越しいただいたevisbeatsさんです!

めちゃくちゃテンション上がりました、、、

大出のにやけづらがやばいので、一応隠させていただきました。

 

ではでは。