お久しぶりです。
気付いたら入社4年目になってました、大出です。

僕もついに今年、カンヌに行かせていただけるとことになりました!
楽しみです。

先日の成田とエリーシャに続いて、僕もカンヌの受賞予想を紹介したいと思います!

まずは、こちら:

The Boy and the Piano

クライアント:John Lewis & Partners
監督:Seb Edwards
広告代理店:adam&eveDDB
制作会社:Academy

毎年クリスマスのCMが注目される英デパートチェーンのJohn Lewis。

「The Boy and the Piano(=少年とピアノ)」は、
イギリスを代表するシンガーソングライターのエルトン・ジョンがピアノに向かい
自身の初メジャーヒットであり、代表曲である「Your Song」を演奏するシーンから始まります。

すると、時はどんどんさかのぼっていき、
スタジアムツアー中の姿や、80年代のギラギラした控え室にいるエルトン、
学生時代の発表会で演奏するエルトン・・・

最後にはクリスマスの朝に祖母から贈られたピアノを前にする幼いエルトン。
そして、「Some gifts are more than just a gift(=ただの贈り物以上の贈り物がある)」というタイトルで締めくくられます。

ぐっと来ますね・・・

祖母から贈られたピアノがエルトンにとってただの贈り物ではなかったように、
自分からの贈り物も受け取る人にとって特別なものになるかもしれないことを気付かせてくれます。

自分も子供の頃のクリスマスのことを思い出して、ちょっとジーンとしてしまいました。

実はこの作品、今年のBritish ArrowsでもWinnerとして輝いているので、
カンヌでも受賞するのではないかと踏んでいます!

 

少ししんみりしてしまったので、続いてはこちらです:

The Baby Bare Necessities

クライアント:evian
監督:Vania & Muggia
広告代理店:BETC Paris
制作会社:Iconoclast

お馴染みのエビアンの赤ちゃんたちが戻ってきました!
安定のかわいさですね・・・

今回は、妙に大人びてグルーヴ感のある赤ちゃんたちが
ディズニー名作の「ジャングルブック」の「Bare Necessities」のリミックスにノッてます。

オフィスビルにいる赤ちゃん、ストリートでチャリを漕ぐ赤ちゃん、ダンスフロアでかましてる赤ちゃん・・・
ひたすらかわいいですね。

しかし!
最後のシーンでは、リサイクル用のゴミ箱にエビアンのボトルを捨てる赤ちゃんが。
ここで注目していただきたいのが、水たまりに反射してる赤ちゃんの姿です!
よく見ると、反射が大人の姿になっているのです。

evianが以前から掲げている「Live Young」のキャンペーンですが、
視聴者には赤ちゃんに自分を投影して、若く生きてほしいというメッセージが込められていると感じます。

この作品にもそういう意味合いももちろんあるとは思いますが、
今回はより環境問題に意識を向けさせ、自分の日頃の行動を見つめ直させられると感じました!

一見、ただひたすらにかわいいCMのようですが、意外と奥が深い作品ですね、、

 

今回はこちらで以上です!

カンヌ期間中もブログを更新するので、ぜひ覗いてみてください!