[カンヌ2016] FILM CRAFT, FILMグランプリ発表！
本日ついに最終日となったカンヌライオン！どうも吉川です。
今日はFILM CRAFTとFILM、2つのカテゴリーのグランプリを紹介したいと思います。
FILM CRAFT
今年のクラフトではみんな納得の作品がグランプリ受賞したと思います。
スバラシイシゴトー！
タイトル：UNDER ARMOUR PHELPS
クライアント：UNDER ARMOUR
広告会社：DROGA5
こちら僕らがやってる受賞作品予想でもお伝えしましたが、
今年30歳になるマイケル・フェルプスは今夏のリオ・オリンピックで引退を表明しており、Droga 5の手によって、彼の最後の舞台にふさわしいと言うべきこのCMが世に送り出されました。
最後のタグライン「ITS WHAT YOU DO IN THE DARK, THAT PUTS YOU IN THE LIGHT（日の当たらないところでの努力があってこそ栄光を勝ち取れる）」が永遠に続くかのように見えるスイミングプールに浮かび上がってくるところはしびれますね。
これちなみにマイケルさん、髭剃れば数コンマタイム縮めれる気がするんですけど、そういう感じではないのかな。
審査員曰く、グランプリまでいくと、作品の中で「クラフト」は透明になる、と。
人が見てて意識しなくなるぐらい自然にクラフトが組み込まれるんでしょう。
また、作品からブランドのエッセンスがにじみ出てましたね。
監督はEpoc FilmsのMartin De Thurah。こちらで彼の作品集が見れます。
下記は同じキャンペーンの中の別作品。
FILM
グランプリはなんと昨日のブログでも紹介した作品です！
タイトル：SHOPLIFTERS
クライアント：HARVEY NICHOLS
広告会社：ADAM&EVEDDB
Harvey Nicholsっていう百貨店のアプリの宣伝です。REWARDSってアプリがあって、色々特典がつくみたいです。よって、ラストのタイトル「LOVE FREEBIES? GET THEM LEGALY （タダ好き？ちゃんと合法的に手に入れよう）」。昨日のブログにも書きましたが、本物の監視カメラ素材を使ってるそうです。
冒頭に「わからないように犯人の顔は伏せてあります」ってよくニュースとかで見るまじめな文言からのアニメーションのギャップ、めちゃいいですし、高級百貨店がやってるっていうギャップもすごいです。
あとこの音楽も耳に残ります・・・今夜、ある程度の人がパッキングしながらこれ確実に口ずさんでますね。
フィルムのグランプリは審査員たちは迷うことなくこれを選んだそうです。
また、TVだけでなく、オンライン、シネマなどで幅広く認知されていたとか。