カンヌは気持ちよい朝を迎えましたー!
さて、昨日の受賞式のまとめ、OUTDOOR、CREATIVE EFFECTIVENESS編です。

OUTDOOR

タイトル:BREWTRROLEUM
クライアント:HEINEKEN NEW ZEALAND
広告会社:COLENSO BBDO, AUCKLAND

5,365のものエントリーの中から、グランプリに選ばれたのは、前評判も高く、既にPromo&Activationでゴールドも取っている”Brewtroleum”。
ビールを醸造したときに出た残り物でバイオ燃料を作りました。
普通のガソリンよりも、炭素排出量が約8%少ないとのこと。これがなぜアウトドアかというと、ニュージーランドのガソリンスタンドを巻き込んだキャンペーンだったから。60のガソリンスタンドにて実際にこのバイオ燃料が提供されていたそうです。ビール業界のセールスが落ちている中、キャンペーンによって10%の売り上げ増加を達成することに成功しました。
どうしたらもっとビールを飲んでもらえるかという課題を、”飲むことで世界を良くすることができる“という壮大なミッションに変えてしまったことで、ビールを飲む理由を与え、解決しました。飲むことで、世界の安定に貢献できるなんて、最高ではないですか。
ちょっとバーで一杯やろうと思ったときに、もう奥さんの顔色を伺う必要なんてないのです。世界を救うという大義がありますからね!

CREATIVE EFFECTIVENESS

タイトル:MONTY’S CHRISTMAS
クライアント:JOHN LEWIS
広告会社:ADAM&EVEDDB, LONDON

昨年のフィルムクラフトでグランプリを受賞するなどした英国百貨店John Lewis の“Monty’s Christmas”が受賞しました!
Creative Effectivenessとは、長期的に見て、そのキャンペーンが実際にどれだけの成果をあげたのかを評価する部門になっています。過去3年間で、ショートリスト以上に入った作品のみが対象です。
このキャンペーンによってJohn Lewisは132,000,000ポンドの増収、そして33,000,000ポンドの増分利益を達成。またソーシャルメディア上での熱狂も大変なものでした。
109のエントリーがあった中で、これほどまでにブランドのセールスや、利益に多大な貢献をした作品はなかったということでの受賞でした。

それでは、PRとDESIGNのグランプリもお楽しみに!