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夜が更けるほどに盛り上がるOpening Galaから戻り、眠気と戦いながら書いております。
本日、アワードが授与された残り2つのカテゴリのグランプリはこれら!

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タイトル:THE SWEDISH NUMBER
クライアント:SWEDISH TOURIST ASSOCIATION
広告会社:INGO, STOCKHOLM

テキストしたり、ポストしたり、ツイートしたり、スナップしたり、指先でのコミュニケーションが増えている中、最もダイレクトでパワフルなコミュニケーション、“会話”を、電話を通して行ったキャンペーンがグランプリを受賞しました。
スウェーデンが、何と国自体に電話番号を割り振り、この番号に電話をかけるとランダムに選ばれたスウェーデン国民が質問に答えてくれるとのこと!
今から250年前、1766年に検閲をなくす法律を世界で初めて作った記念として企画されました。”シロクマはいるのか“、“やっぱりそこら中にIKEAがあるのか”のような外国人の質問に、スウェーデン人が好きなように答えます。国民1人1人がアンバサダーなのです。
国の良いプロモーションになりますし、国民の本音を聞けるのはとっても魅力的。もちろん言葉の問題はありますが、オリンピックを控えた日本でも見習えるところがあるのではないでしょうか。

GLASS LIONS
今年2年目のGlass Lions − Lion for Changeは、男女の平等など、世の中を良い方向へ変えうるキャンペーンに送られます。
男女平等や、性的マイノリティに対する意識の部分で課題がまだあるアジア勢の受賞が目立ちました。
そんな中、性差別に真っ向から立ち向かい、マルチプラットフォームで、ポップカルチャー、社会的そして文化的な意識にまで影響を与えたという点で、他のエントリーより頭一つ出ていたとしてグランプリに選ばれたのが、インド国民を一つにするという目的で企画されたこちら。

タイトル:6 PACK BAND
クライアント:HINDUSTAN UNILEVER / BROOKE BOND RED LABEL TEA
広告会社:MINDSHARE, MUMBAI

インド発のトランスジェンダーバンドを結成。Pharrell Williams”Happy”のカバー曲を発表し、元々歌やダンスが大好きなインド国民にアピールしました。
沢山のメディアが取り上げたり、著名人が賛同するなどして、トランスジェンダーに対する意識を変えるきっかけになったそうです。

次のアワードは、明日!
お楽しみに。