[カンヌ2015] Instagram関連セミナー
カンヌ２日目！
今日も天気よく、会場のすぐ横ではこんな光景が見られました。
kokusaiのInstagramでは、会場の様子やアワード情報などを随時更新しておりますので、ぜひ見てみてください！
Instagramと言えば、昨日、面白いセミナーが２本あったので、紹介します。
特別な技術はなくともフィルターでおしゃれな写真が作れたり、何かしら一言を添えるプレッシャーもないことから、FacebookはやらなくともInstagramの更新はするという人もいるのではないでしょうか？ 今では、何千、何万というフォロワーを従えたInstagramerも多く存在し、中にはこれを発展させて別の活動に繋げたり、仕事としてブランディングの一端を担っている人もいます。昨日のセミナーでは、そんな素敵なInstagramerたちが沢山紹介されていました！
まずは、“Full Frontal Content”のセミナーから。
絶大な支持を受ける個性的なInstagramer４人が集合しました。
主にニューヨークで空撮した写真を発表しているHavas WorldwideのVin Farrell（https://instagram.com/vinfarrell/）
インスタグラムによって自身のアート作品をより多くの人に届けるDaniel Arshman (https://instagram.com/danielarsham/)
National Geographicのフォトグラファーで、アドベンチャースポーツの写真で有名なJimmy Chin (https://instagram.com/jimmy_chin/)
Instagramerをメトロポリタン美術館に招いてその魅力を発信してもらうキャンペーンを企画したBBDOのDavid Krugman （https://instagram.com/dave.krugman/）
というメンバー。
この４人の人気の理由として、普段、実際に目にすることがないアート作品や、とても踏み入れることのできないような場所から見る絶景を、Instagramを通じてオーディエンスにアクセスし易いものにしたという点が挙げられます。
成功するには、ただ良い写真を撮るのではなく、それをどうやってオーディエンスに届けエンゲージをさせるのかが重要とのことです。４人のInstagramerは、それぞれの方法でオーディエンスに新しい世界を見せることで、多くの支持を受けるようになりました。
誰もがカメラを手に持つ今、特別な人なんていない。それでは、それを人にどう伝え、体験させるのかが焦点となりそうです。
次のセミナー、Sponstaによる“The New Celebrities”も、人気Instagramerを迎えたもので、Instagramを使用したマーケティングへの関心の高さが伺えました。
SponstaのCEO Philip Bockが25歳、InstagramerのKevin Wongが20歳というフレッシュなコンビ。
以前は、セレブリティがブランドや商品について好意的なメッセージを伝えれば、オーディエンスに届きました。それが、今ではInstagramerにも言えるというのです。Instagramerがインパクトを与えるオーディエンスは相当数おり、もはやブランドにとってもInstagramは重要なプラットフォームなのです。
Instagramerは、それぞれ独自のスタイルを持っており、オーディエンスが何を見たがっているのかも理解しています。だからこそ、ブランディングをするにしても、オーディエンスの好みから大きく離れるようなものにはならないのです。広告ではなく、コラボレーション。
そんな中、Sponstaは、ブランドと影響力のあるInstagramerを結びつける働きをしています。希望するInstagramerはPhilipによる審査の後、Sponstaのウェブサイト上にプロフィールページを与えられます。ブランドは、サイト上で検索し、キャンペーンに合うと思われるInstagramerを探し出し、直接仕事の依頼をすることができるようになるのです。
実際にSponstaと契約をしているKevinも、たいていの仕事は、ブランドのハッシュタグをつけるくらいで、自由度は高いと言います。例えば、以前ニューヨークのホテルから仕事の依頼があったときに、ホテル室内よりも部屋から下をのぞいたときの光景に引かれてしまい、ずっとそちらを撮影していたところ結局クライアントのOKが出たこともあるということでした。
それでは、今では60,000ものフォロワーがいるKevinより、フォロワーを増やす秘訣を！！
・使い古されたハッシュタグは使用しない（すぐに埋もれてしまうので）
・ジオタグも効果あり
・自身がインスパイアされるような人をフォローする
・自分のニッチをみつけること
これでばっちりです。