[Adfest2015] 注目の若手日本人監督
今年のアドフェスト2015で、注目の若手監督4人がアジア全土から選ばれる「Fabulous Four」のセミナーで、なんと2人の日本人が選ばれました!
アドフェスト2015のテーマ「BE BAD」に基づいて制作されています。
一人目は、久家友哉監督 (TYO Camp KAZ / TYO クリエイティブ・センター)。
この作品はただ一人選ばれるグランプリ(COMMENDATION)を取りました!
“SWEETS GANG”
この作品を作ろうと思った理由として、普段仕事(CM制作)でできない事にチャレンジしたいと思ったそうです。つまり、商品を売るための広告では、商品を良く見せなければならないので、なかなかこのような暗い世界は描けない、と。テーマがBe Badなので、ショートフィルムしか描けないようなfantasyの世界を、あえてワイドレンズを使用するなど工夫したそうです。fantasyの世界なので、あえて絵コンテを作らず、イメージボードを作る事でスタッフに世界観を伝えた、と言っていたところが印象的でした。編集は、初めはエディターに任せて作ってもらい、それを修正するようなスタイルを取ったそうです。
そしてもう一人は、小田桐浩希監督 ( T&E.inc) 。
“HOME DISCIPLINE”
映画監督の吉田喜重氏に影響を受けた、と話していた監督は、日本特有の「間」の表現を作り出すために、オフラインに一番時間をかけたと言ってました。銭湯での九九のシーンは、父と子のコミュニケーションを象徴する文化として必ず入れたかったと。目に見えない文化や人間関係の描きかたを高く評価されていました。今後静かなトーンの中で人の感情を表現するような作品を作ってみたい、と話していました。
今後2人の活躍が楽しみですね!!