【SXSW2015】インタラクティブ部門①SXSWは巨大な学祭
戦略事業本部の佐々木です。普段はクライアントサービス向けのクリエイティブ・プロデュースと戦略リサーチをしています。SXSWは今回が初めてです。自分はセッションを中心に回ってきましたので、そこから幾つかレポートして行きます。
SXSWはインタラクティブ、フィルム、ミュージックのカテゴリーがありますが、われわれはインタラクティブに参加しました。
セッション数ですが、今年の総数は1000。非公式なものなどを入れればそれ以上あったのではと思います。
※分厚いインタラクティブのガイドブック。内容のほとんどがセッションに関わるものセッションのカテゴリーは、けっこう細分化されてます。
すごくざっくりわけると、
①ウェアラブル・ヘルスケア・ロボティクス・AIなどの先端テック
②アドテク・分析・マーケティング
③社会問題系・政治系
④フード系
⑤スポーツ系
⑥ゲーム系
みたいな感じになり、カテゴリー別に会場ホテルがわかれています。
今年出来たJWマリオットホテルでは、先端テック系のイベントやセミナーが集中していました。
セッションは概ね、朝9時半から18時まで。全部フルでとると1日6コマ。全部取るとかなり朦朧としてきます。
参加者みんなで議論のできる<meetup>や<core conversation>のようなものから<keynote speech>までさまざまな形態があります。SXSWというと、音楽フェスのノリだったり、インタラクティブのトレードショーやスタートアップのピッチのイメージが強いですよね。でも本質的には、これは巨大なスケールの学園祭だと思った方がいいでしょう。学会も見本市もピッチイベントも、全部学園祭の一部でしかないなと。
特にセッションには「議論をしたい人」「研究成果を発表したい人」が全米からゴマンと集ってくる。おそらくここがSXSWの一番の「根っこ」の部分だと思いました。
→そこでの議論や研究を踏まえて
「何のために、何をdisruptするのか」をハッキリさせ
(セッション)
→勢い盛んに新たなプロダクトやサービスをつくる、スタートアップを興す
(ピッチやトレードショー)
こんな一連の流れが、すべて詰まっている学園祭的なイベントは他にはどこにもない気がしました。
※メタデータをめぐるcore conversation
※カーネギー大学生によるPitchイベント
人気のセッションはhotとなって、こんなマークになります。
そして長蛇の列。。
次回からは各テーマから、気になったセッション内容などをお伝えしていきます。