ピクニック日和のオースティンからこんにちは!
SXSW4日目、ひしめく来場者とセッションの海の中でこれまで見聞きした事をすこしずつご紹介していきます。

会場とその周辺の雰囲気はこんな感じになっております。

SXSW会期中、いろいろな場所でたくさんの商品やサービスを次々と目にする事ができます。

その中でも、もっともイノベイティブなスタートアップを表彰するのが、SXSW Accelerator Awards!
500以上のエントリーの中から各部門で優勝は一組!いくつか気になったものをご紹介していきます。

Digital Health and Life Sciences Technologies部門で優勝したのは、
Tinnitracksというドイツの会社。

耳鳴りの持病がある人が自分の好きな音楽ファイルをTinnitracksが開発したウェブサイトにアップロードするとそれが分析・フィルタリングされ、ある一定の周波数のみが取り除かれた音楽が作成されます。耳鳴りの周波数以外の神経細胞を刺激するように再構成された音楽を聴くことによって、耳鳴りの原因となっている聴覚皮質の神経細胞の活動を低減させ、長期的に耳鳴りを改善していくというものだそうです。ウェブサイトを見ると、まだまだ新しい企業な雰囲気が漂っている気がしますね!

 

Wearable Technologies部門で優勝したのは、なぜか名前が被っていていささかややこしいTinitell

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ストックホルム発の、小さな子供からつけられる”腕電話”です。子供を外で遊ばせたいけど、携帯を持つ責任を負わせたくない現代を生きる親のために、GPS機能がついていて両親と話すことができるかわいい現代版「シーバー」みたいなものかもしれません。

 

他部門の優勝者は以下の通り。

Enterprise and Smart Data Technologies
Partpic(米国)

Entertainment and Content Technologies
Zype(米国)

Innovative World Technologies

SLANTRANGE(米国)

Social Technologies
RealSavvy(米国)

 

そして、なんとBest Bootstrap Companyとして日本のSIXが表彰されました!
Bootstrapとは、The company who has done the most with least (ある中の資源で最大の成果を生んだ)。

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音楽を再生すると音楽と同期してスピーカー・一体型透過スクリーンにその歌詞をディスプレイするLyric Speakerは、審査員もピッチが終った瞬間「どこで買えるの?」といわせた人気者でした!

 

スタートアップ企業が革新的な商品やサービスをローンチする場を提供するReleaseItは、3分間のピッチを経て最も成功しそうな企業を10個のうちから表彰します。
今年、優勝したのはHonest Dollar

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まさにReleaseItの会場でローンチをしたHonest Dollarは中小企業に勤める従業員の退職制度が整っていなかったり、逆に月々の支払いが高すぎるプランに入っていたりする現状をより効率化するサービスです。企業から1従業員あたり10ドルの支払いを受け、企業の給与システムを独自のシンプルなプラットフォームにつなげ、その情報を抽出し簡単にユーザーに見合った退職給付制度を割り出します。上場投資信託から低コストの資産運用構成を提供していて、これからどんどんと従業員数も増やしていく展望について話していました。

 

SXSWインタラクティブ部門、あっという間に明日で最終日を迎えます!

その3月17日といえば、SXSW JAPAN DAY !!

japan_day_logo

当社がSXSW初の日本をテーマにした公式デイタイム・イベント「JAPAN DAY」をプロデュースし、グループ会社のLand Ahoy Designがキービジュアルとウェブサイトのデザインを担当しました!
「JAPAN DAY」ではセッション&ミニライブなどが行われます。

開催日時 DATE : 3/17(Tue) 12:00〜18:00pm
開催場所 LOCATION:Highland Lounge (Highland Lounge 404 Colorado St.)

是非お立ち寄りください!

 

SXSWはこれ以外にも異常にたくさんのことが同時に起こっております。
会期中更新を続けて参りたいと思いますので、しばしお付き合いくださいませ!