映像業界で話題のCiclope Festival(シクロペ)とは?
11月6日〜2日間、私が今一番きになってるCiclope Festivalがベルリンで開催されます!!
Ciclopeはシクロペと呼んで、日本語ではキュクロープス。ギリシャ神話の、単眼の巨人の事。
そんなの聞いた事ない!何?!という方が多いと思いますが、これ、プロダクション業界、映像業界では今最も注目されているアワードショーなんです!!!
一言で言うと、映像/モバイル/デジタルの「クラフトのみ」にスポットを当て、評価するというもの。
“Whether it’s a TV commercial, a mobile app or an interactive installation, we truly believe a good execution is as important as the idea, and extremely determinant for the consumer’s experience.”
(それがテレビコマーシャル、モバイルアプリ、インタラクティブインスタレーションにかかわらず、素晴らしいエクセキューションはアイディアと同じくらい重要であり、コンシューマーの体験を大きく左右するものであると心から信じている)
*Ciclope Festivalホームページより
参加者の7割がプロダクション関係、その他はクラフトに感度の高いクライアントやエージェンシー、クリエイター、アーティストなど。
今年で5年目のまだ若い賞ですが、年々注目度が上がり、今ではアメリカ、ヨーロッパの主要プロダクションはほとんどと言っていいほど参加してます。
開催地がまたベルリンというのもイイ。
参加者の話になったので、シクロペが凄そうな理由の一つである主要参加メンバーの一部をご紹介。
2日間、カンヌのように日中セミナーが行われるのですが、そこでフリートークをするのがこの二人。
ROMAN COPPOLA
The Director’s Bureau代表ローマン・コッポラ。
映像ディレクター、カメラマン、プロデューサー、ライターなど様々な形で作品に関わるのに、全てどこかローマン・コッポラらしさを感じるのはなぜだろう?とにかく会ってみたい!
RINGAN LEDWIDGE
現在Rattling Stickの大御所ディレクター。カンヌで行われいるYDA(ヤングディレクターズアワード)で才能が認められてからこの地位に登りつめた。この業界に入って私が惚れたディレクターの一人。
その他、プロダクションの中では最も早くデジタルで成功を収めたB-REELの代表パートナーであるJohannes Ahlund、コカコーラのマーケティングMichael WillekeとGuido Rosales、Droga5のプロダクションヘッドBen Devies、The MillのアートディレクターJimmy Kiddell、ゼロ・グラビティーを手がけたFramestoreのクリエイティブディレクターMike McGee、その他早々たるメンバーが集結します。クリック:
カテゴリー見るとわかりやすい、完全に「クラフト」。
実写:演出、カメラワーク、VFX、編集、美術、演技
アニメーション:2D、3D、キャラクターデザイン、モーショングラフィックス、ストップモーション
音楽:オリジナル制作、サウンドデザイン、音楽アダプテーション
特別部門:ブランデッドコンテンツ、低予算、新人監督、PV、タイトルワーク
デジタル:モバイルアプリ、ソーシャルメディアアプリ、インタラクティブフィルム、ウェブデザイン、リアルな空間との融合(デジタルインスタレーションなど)
去年までは、ゴールド、シルバー、ブロンズ、ファイナリストがあったそうですが、今年から「受賞作品」と「ファイナリスト」のみになったそうです。
かなりレベルの高い戦いですが、プロダクションとして、ここを目指したいと思うし、何よりも、「クラフト」への感度が高いプロフェッショナルの人たちと意見を対等に意見を交換できる場がとても貴重!
日本からの参加者は、今年は博報堂の長谷部守彦さんが日本初!審査員を務めます。
2013のハイライト: