Sofia Coppolaが演出するGapのホリデーキャンペーン
Sophia Coppolaの映画“ヴァージン・スーサイズ”、“ロスト・イン・トランスレーション”、“マリー・アントワネット”が好きなら、GAPによるアメリカのホリデーシーズン向けのCMもきっと気に入るはず。ホリデーシーズンとは、11月からニューイヤーにかけての、ありとあらゆる全ての宗教のお祝い事に対応する社会的に正しい呼び方となっています。
ちょっと挙げるとすれば、感謝祭、ユダヤ教のハヌカ、アフリカ系アメリカ人の文化的祝日カンザ、そしてキリスト教のクリスマスといった感じで、日本のお正月と同じように、家族と一緒に時間を過ごします。家族が集まり、祝い、食べて、飲んで、楽しむための日です。また、大量のギフトを交換するときでもあります!けれども、誰に何をプレゼントすれば喜んでもらえるのかわからない場合には、ショッピングはジレンマに満ちたものになってしまうでしょう!そこで、このキャンペーンが掲げるメッセージがこちら、“彼らを理解せずとも、GAPはあげられる”。最後は、これの前に公開されていた David FincherのCMで紹介されていたタグライン“Dress Normal(普通の格好をしよう)”で締めくくられます。
Gauntlet – Gap Dress Normal – Holiday 2014
“Gauntlet”では、女の子が、大家族のもとに帰ってきます。Johnny Cashの歌“I Got Stripes”がパーフェクトにマッチしていますね。彼女は親戚に挨拶して回るのですが、その時の戸惑ったような表情が、これらの人々とのやり取りがどれだけ労力を伴うものなのかを物語っていますね。
Mistletoe – Gap Dress Normal – Holiday 2014
“Mistletoe(ヤドリギ)”では、若者が老婦人の上にヤドリギが掛かっているのに気付きます。2人の人間がヤドリギの下で一緒になったとき、キスをしなくてはならないという決まりがあるのです!!!
Crooner – Gap Dress Normal – Holiday 2014
“Crooner”では、小さな男の子が家族の前で歌に合わせて口パクで歌っています。
Pinball – Gap Dress Normal – Holiday 2014
“Pinball”では、ホリデーシーズンでも唯一開いているレストランで、ボーイフレンドがブースから見つめる中、20代の女性がゲームをしている様子が描かれています。
どのCMもなつかしのサウンドトラックに合わせて作られています。Gauntlet がJohnny Cashの “I Got Stripes”であったり、 Mistletoe がThe Promise の”I’m Not Ready for Love” であったり, Crooner がJohnnie Ray の”Cry”であったり、 PinballがHazel and the Jolly Boysの “Deep Down” であったりという感じです。
Sophia Coppolaのその他の作品はこちらから見てみてください:
http://www.thedirectorsbureau.com/directors/sofia-coppola/reel/