こんばんわ。戦略事業本部の宮川です。SXSW Interactive Award、続きましてはAmusement部門のご紹介です。Interactive Awardとは何ぞ?という方は前々回参照を。

Amusement部門には何と日本からファイナリストが出ました!2014ではこのOpenPoolのみ!本当にすごいです。去年もGamingExpoとトレードショーに出展していて引き続きの大活躍なのです!
SXSW2014出展に合わせてKickstarterで資金調達を開始。ぜひぜひこちらもチェックしてください。


01.KillSwitch App

これちょっと面白いです。元カレや元カノ、元奥さん?旦那さん?との思い出をFacebookから消去するアプリ。FB上にある”元さんたち”との思い出写真や動画、ウォールへの書き込みを一括消去してくれるんです。すごくさわやかだと思ったのが、あくまで自分でタグ付したものを消すだけで、友達削除やブロックはできないところ。アプリの説明文章のところに「まずは外に目を向けることが第一歩」って書いてあるのも妙に納得w

02.OpenPool

OpenPoolは新しいビリヤード体験ができるオープンソースのプロジェクト!ビリヤード台に描き出された光と音のエフェクトが、動きに合わせてインタラクティブに反応するんです。今年の会場でも子どもから大人までおおはしゃぎ。ビリヤード台で効果的に面白いエフェクトや映像を、アーティストが自由に発想してつくることもできる…「OpenPool」って名前が素敵ですね。私も期間中3,4回お邪魔したのですが、いつも人だかりができていました!日本期待のスタートアップです。

03.Red Bull Rampage

Red Bullが主催するユタ州で行われるマウンテンバイクのの大会です。断崖絶壁のコースを駆け下りて、トリックなどの技術点や危険度を争う競技!Cool!サイトではコースを見ながら競技の動画を見ることができます。…アミューズメントって枠を超えている気もしますが、Red Bullですしね!

04.RESIZE THAT SHIT

resize

スマホやタブレットの爆発的普及で頭を悩まされたのがWebサイトたちでした。それまでいわゆる横長モニターのPCに合わせて作って、ちょっと可変できれば何となく大丈夫でした。それなのに、縦長って!みたいな。携帯サイトももちろんありましたがそもそも要素が違いました。スマホ、PCなどアクセスしてきたデバイスを判別して別ページに飛ばすという時代から、レスポンシブウェブの時代(2010年あたりから。一つのHTMLで複数のサイズのブラウザ幅に最適化するサイト)へ。しかしそれをくそくらえだ!と皮肉っているのがこのゲームサイトのミソなのでしょう。やってみてもらうと、ブラウザの大きさをリサイズしてパズルのような絵を完成させるゲームだということがわかります。中々できなくてすごいイライラします!笑
スマホの普及で出てきたレスポンシブウェブという概念ですが、このゲームはモバイルで遊ぶことができません。それが最大の皮肉作品ということですね!

05.Say It With Bacon

Oscar Mayerというハム・ベーコンブランドがFather’s Dayに仕掛けたキャンペーンです。「言葉じゃ足りない時に…ベーコンと一緒に言おう!」という高級ジュエリーを贈るようにベーコンを贈ろうという内容。マネークリップ付きのThe Commander、アーミーナイフ付きのThe Woodsman、ベーコンっぽいカフスリンク付きのThe Matadorという3つのセットがあります笑
360iというマーケティングデジタルエージェンシーが手掛けています。

さて、この部門のwinnerは…

「RESIZE THAT SHIT」でした!
やっぱり皮肉ものがウケるのでしょうか?!

OpenPool残念です(>_<)でも国内外のメディアに露出していて、今後もすごく期待です。私も応援していきます!