[SXSW2014]速報02: SXSW Award Finalist & Winner!
こんにちは。戦略事業本部の宮川です。SXSW怒涛の10日間が終わりました。2014年SXSW情報をそのままお伝えできればと思っております。
今日はまずアワードから。
SXSWにはInteractiveとFilmにはそれぞれ主に4種ずつアワードがありまして、大きなセレモニーが会期中の中日に開催されます。Interactiveは最終日なので結構盛り上がるのです。
その中でもThe SXSW Interactive Awardsが一番大きくて目立つセレモニーです。今年のプレミアムスポンサーはINNOCEAN。韓国をベースとしたグローバルマーケティング&コミュニケーションの会社です。他にサポートスポンサーとしてウェブフォントのサービスを提供しているCloud.typographyとIBM。
Interactive Awardの中には15のカテゴリがあり以下に記します。わかりにくいものだけ注釈つきです。
*Activism- 行政・非営利団体による世界を良くしたプロジェクト
*Amusement
*Art
*Business
*Classic- 2013年1月より前にロンチされたもの限定の賞
*Community
*Educational Resource
*Experimental
*Film/TV
*Motion Graphics
*Music
*Personal- ブログやポートフォリオなど個人的活動の作品
*Social Media
*Student- 学生デザイナーの作品
*Technical Achievement- デジタル体験を再発見・再定義してくれるようなもの
今回はArt部門のファイナリストをご紹介します。
おなじみディズニーのキャラクターたちをフレームごとに動かしながらムービーを見れたり、自分の3Dキャラクターを作れたり、ディズニーの魔法エフェクトを簡単つけれたりして遊べるiPadアプリ。ディズニーの世界観を存分に楽しめます。
MoMAが開催していた抽象表現を考察する展覧会「Inventing Abstraction, 1910–1925」に合わせてそれにまつわる芸術家たちをオンライン上で相関図化しています。作品を見つつインタラクティブに関係を辿っていくことができて、面白いです。おしゃれ!
Hari Kunzruの小説をベースとした記憶についてのV&A美術館で行われたインタラクティブな展示です。観覧者がその場でAndroidタブレットで描き、メモリー宮殿に送られ、モザイク画の一部になるというもの。Nexusの作品です。これもまたおしゃれ!
サンフランシスコのインタラクティブアーティストGeorge Zisiadisの作品。歩行者の心拍が音楽になるというパブリックアート!
これは素晴らしい作品です。オーストラリアのMurray Darling Riversの河川沿いにアボリジニーの文化や歴史や生き様をドキュメンタリーのショートムービーでつないでいきます。河川系のマップをクリックするとそれぞれの動画を見ることができます。よく調べてみたら、クラウドファンディングIndiegogoで昨年の秋にファンドを募ってコンテンツの拡充とiPad/iPhoneのアプリ化を計画しているようです。すでに設定金額を達成していました。
そして、Winnerは…
「Pulse of the City」でした!
おめでとうございます。