今年の特徴その2は、一言で言うと「つながりまくる」。
広告キャンペーンは、モバイルやタブレットにまつわるストーリーがホットになるか?!


☆「Connected=繋がる」「SMART」の概念の変化
今までの「Smart TV」や「Connected TV」は単にクラウドやインターネットに繋がっている(connected)という意味が強かったのが、その概念が今年変わりつつあるみたいです。

去年はConnected TVがクラウドに繋がっていて、リモコンで操作し、テレビを見ながらタブレットやモバイルで検索とかするよね、という感じだったのが、今年は“second screen experience”、つまり今までのテレビが中心の考え方(first screen)ではなく、タブレットやモバイル(second screen)が主役になり、それを中心とする充実したストーリーを作り出す事が求められるようになりつつあるようです。
テレビのリモコンはほとんど見かけませんでした。

例えばSONYのTV SIDE VIEW。

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タブレットで映画を検索し、それをone touch mirroringでテレビに映画を映し、タブレットで映画に出てくる俳優の情報を検索したり、その映画についてのツイートなどを見る事ができる。


LGのテレビ、モバイルと冷蔵庫。

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モバイルで見つけた料理番組をテレビに移し、リビングで見ていたとして、それを見ながら料理したいと思ったらキッチンの冷蔵庫に同じ番組を移せる。冷蔵庫にもタブレットが埋め込まれてるような感覚。

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去年にはなく目立っていたのがNFC(Near Field Communication)。このTag Onの所にチップが埋め込まれていて、そのチップを設定し、モバイルなどデバイスを近くにかざします。
例えば、チップに寝る時の電気の暗さやエアコンの「おやすみモード」などを設定しておけば、寝る前にモバイルをそれにかざすだけで電気が消え、「おやすみモード」にできる。

この場合冷蔵庫とモバイルがリンクされ、料理番組が見れるようになる。

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ちなみに冷蔵庫の中の食材や賞味期限の情報をインプットする事もできる。


これは今年も勢いのあるSAMSUNGのスマートテレビとモバイル。

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モバイルでゲームを立ち上げテレビ画面にmirroringし、その後モバイルをゲームのコントローラーに変える事もできる。


「Connected Home」で家の中の全ての電子機器が今まで以上に抵抗なくスムーズにつながり、人が一度にマルチスクリーンを見る時代。

そして最後に、クラウドに繋がっている全てのアプリやSNSからは自分のデータ(生活習慣、趣味、友達、行動など)が蓄積されている(ビッグデータ)。
「Connected」が単にデバイスとデバイスのつながりだけでなく、実は、そのデータを元にモバイル、冷蔵庫、車、テレビなどが自分のための番組を紹介や買い物の提案をしてくれたり、行く場所を決めたりしてくれる時代がそう遠くないかもしれない。
そういう意味でも、データも「Connect」し、そして「SMART」が本当の意味で「賢い」という概念の変化があるように感じました。