スパイクス1日目〜!いよいよキックオフしましたー!
何だか会場には初日から日本人が目立ってましたよ!今年は日本人多いんじゃないでしょうか?プロダクションからはそれぞれ2〜3名の印象ですがエージェンシーは多い所で20~30名来てる所もあるみたい。

そして全体の規模も去年までのハリボテ感のあった会場の雰囲気からは一転、しっかりした「広告祭」になってました。

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さて、早速ショートリストが発表されました!!エントリーしてる方はこちらで確認してくださいねっ!

初日のハイライト、いくつかご紹介!


●ADKフォーラム
(フォーラムはセミナーとは違って仕切られた部屋で行われるので質問やディスカッションがしやすい!)

ADKが広告祭なんと発登場です!
User generated contentsつまりコンテンツ制作のプロではない、一般消費者が作るコンテンツがブランドの広告になる時代だ、と言われてきましたが、ADKがそれの実践に動き出したようです。
今回スパイクスで発表されたのがeYekaとADKが、エージェンシーでは初、戦略的な提携を結んだという事と、Dentsuとタグを組みFlipboardと提携を結んだという2つのビッグニュース。

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一番面白かったのが、プレゼンテーションが終わった後のみんなの反応で、「実際に始める前のクライアントの反応、そして実際プロジェクトを終えての感想はどうだったのか?」「このように一般ユーザーが作る広告の場合エージェンシーの役割はどこにあるのか?どのような事をしているのか」など。感じたのは、一般ユーザーが作るコンテンツは数年前から議論されているが、実際の所はどうなの?!が聞きたい人が多いんだなと。
ADKの大森健一郎氏は、「クライアントにもよるが、前向きな所も多い。新しい試みなので結果はこれからだが、このビジネスモデルによって、クリエイティブディレクターの新しい役割を構築できる」と言ってました。


●CAAAAセミナー
こちらはセミナー、個人的には初日一番面白かったのはこれ!!
そう、博報堂Kettleの嶋浩一郎氏と、Dentsuの佐々木靖春氏が、CAAAA(アジアの広告会社連盟的な)セミナーに登場しました。

テーマは「デジタル広告を成功させる5つのヒント」

普段は競合の2社だけど!!と言いながら仲良さそうに登場した二人〜

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5つのヒント、を事例を紹介しながら一つづつ分かりやすく解説してくれました。その気になるヒントをまとめると…

1. DESIGN THE EXPERIENCE (体験をデザインすること)
人々に「体験」して、感じてもらう事がブランドを好きになってもらう事に繋がる。今までの一方通行の広告体系より、消費者一人一人に長い時間を費やしてもらう事になるから、その分ハイリスク。つまらなかったら、ブランドへ逆効果になる。だから、ユニークな、新しい体験を作らなければならない。

2. BE A FACILITATOR(枠だけを提供すること)
キャンペーンを通して常に人のモチベーションを持続させるようにする事が大切。自分たちで、メッセージを発見できるように全ての情報を与えない。ヒントのみを与えて、その先はユーザーに変わってもらう事で完成するようにする。自分が関わる事で変化したり影響するような仕組みを作る。

すごく良かった例が、アムステルダムにあるトイレ。ハエの絵が書いてあるだけで、人はどうしてほしいか潜在的にわかる。

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3. BE FLEXIBLE (柔軟であること)
従来の広告の作り方は、全ての形を作った後に、制作し、完成させて、終わり。しかしデジタルの場合ローンチした後も、常に起きる事に柔軟でいて、必要であれば変えてゆくフレクシビリティが大切。

LA REDOUTE.FR “the naked man”の例:
フランスのオンラインファッションサイトlaredoute.frの、子供の衣類の写真の背後にハダカの男性が映っているのを消費者が見つけてネットが炎上。そのままだとLA REDOUTEの印象が悪くなるのを、彼らはそれをきっかけに同じような写真をわざと仕込み、一般に「他にもこのような写真が見つかったから、ユーザーも一緒に探してほしい」と訴える。見つけた人には、LA REDOUTEが無料で衣類を提供するというキャンペーン。ネット上の事故をプラスに変えた、という例。

4. FORGET DIGIAL(デジタルでる事を目標にしない)
アイディアが先で、次にテクノロジー。結局は人がデジタルを動かす。人を動かすには、ヒューマンタッチが必要。

5. MAKE PROFIT WITH CLIENT(クライアントとチームになって儲けること)
Nike+のFuelBandのように、クライアントとの信頼関係を作り社会に貢献できるものを一緒に作り上げる。

そして最後に、電通が他社と開発したNecomimiを嶋氏が実験!後に嶋さんとお話した時に、「ステージから見ててインド人の反応がかなり良かったからインドで売上げがあがったら絶対コミッション取るぞ!」と笑って言ってました(笑)

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●FACEBOOKシンガポール支店でのオープニングパーティー!
毎年会場で行われていたオープニングパーティーですが、今年はなんとFACEBOOKがスポンサーでシンガポールオフィスで行われました!
会場が変わった事で、今までより「パーティー感」がぐんと増してすごく良かった!&FACEBOOK社に行けるってだけでテンションあがりました〜!

会場では、写真を撮って壁に時間が書かれた「リアルタイムライン」に自分の写真が飾られたり、いろんなイベントが行われてました。

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