こんにちは!

初ブログです、渡辺です!

先日のカンヌでSaatch & Saatch New Creators Showcaseに選出された

若手ディレクター作品の中から個人的に惹かれた作品を紹介致します。

ロンドンとストックホルムをベースに活動している

Director / AnimatorAnna Mantzarisさんの作品です。

TitleENOUGH  /  DirectorAnna Mantzaris

フェルトの柔らかな素材感、丸っとしたフォルム。

キャラクター達は一見可愛く見えます。

そんな可愛さとは対照的なのが、キャラクター達の行動。

この見た目のゆるさと、実際に取る行動のバイオレンスさのギャップが絶妙なのです。

実写だとリアルになりすぎてしまうところを、

あえてこういったテイストで表現するところにグッと来てしまいました。

出来ることならいつも心穏やかに過ごしていたいですよね。

けど、そうもいかない時もあったりして。

そんな時はラストシーンの2人みたいに、とことん力を抜いてみるのもいいのかも。

 

(余談)

『ムーンライズ・キングダム』や『グランド・ブダペスト・ホテル』を

手がけたウェス・アンダーソン監督が大好きなのですが、

この作者のAnnaさんのことを調べていたら

去年公開されたウェス・アンダーソン監督の最新作『犬ヶ島』の制作に

アニメーターとして数ヶ月携わっていたとのこと!

初めてメイキング映像を見ましたが、作業の細かさや量が尋常じゃないですね。。。

自分だったらきっと1時間で投げ出したくなってることでしょう。。。

ストップモーションアニメーションの素晴らしさを再発見です!

 

渡辺