みなさん、ご無沙汰しております!
岩崎です!

今回は2月の公開された作品の中から、
私がつい見入ってしまった2作品を紹介したいと思います。

まず最初はこちら。

Director: Steve Rogers
Production Company: Somesuch, Revolver/Will O’Rourke
Director of Photography: Daniel Landin

Coca-Cola が出している “Could I Be Wrong?” 、
つまり、「私が間違ってるかも?」という作品です。
こちらの作品、何度見ても面白いな〜と思ってしまいます。

豊富なアングル、早いテンポの切り返しにも関わらず、
とても滑らかであり、とても見やすく忙しさを感じさせないような構成になってはいませんか?
そこに手助けをしているのは、使用された楽曲かもしれません。

”A fool such as I”
1952年に初めて世に出てその後多くのアーティストによってカバーされているこの名曲。

少しレトロかつモダンな雰囲気が、
作品にドラマチックさやシュールさといった様々な要素を混合させており、
視聴者は一つの物語を見ているような感覚に浸らせます。

ドラマチックかつコミカル、そしてコメディ要素溢れる作品は、
監督であるSteve Rogersが実に得意とするタッチの作品ではないでしょうか?
私は今回つい癖になってしまって、
彼の他作品も色々探して見てしまいました!

本作を見て、
つい見にいってしまいました。
この感じ好きだな。
と感じた方、是非彼の他作品を見ていただければと思います。

お次はこちら。

Director: Grigoris Rentis
Production Company: Stefi & Lynx Productions
Director of Photography: Giannis Georgiou

こちらは Goody’s Burger House というギリシャ最大級のファストフード店が出している
“The Perfect Angle”、
つまり「完璧のアングル」という作品です。

最近では完璧なアングルを見つけるべく、
全身全霊を捧げているのではないかと思えるほどに熱心な方を街中では見受けられますよね。

この作品、
同じように様々なシチュエーションにおいて完璧のアングルを探る人々が登場し、
主体的に、または客観的に探っている様子がテンポよく描かれています。

最後の晩餐を思わせるようなシーンでも、
食事ではなく撮影することに夢中な方々。
The Perfect Angle の重要性が実に伝わってきます。

ネオンやポップな色調によって今時感がありつつ、
古典的な要素も組み込まれていることが、
よりアーティスティックな世界観を広げ、
作中の楽しさを生み出しているのではないでしょうか?

「みなさんは何事にも見つかるべき、The Perfect Angle があると言います。私たちは、言います。そんなことはやめてください。何故ならあなたが本当に探しているものは円形だから。」

では、この作品で何がそんなに The Perfect Angle なのか。

円形のものといえば、ハンバーガーですよね!
Goody’s で販売されているハンバーガーはどの角度から見ても美しいのです。
綺麗にまとまるハンバーガーは半分になっても、人が一口食べても、
綺麗な断面が残るその美しさが The Perfect Angle なんでしょうね。

—–

2月に公開された中で、私が見入ってしまった2作品。
みなさま、
いかがだったでしょうか?
面白かったですよね!
Could I be wrong??

構成、アングル、ストーリー、色合い、
様々な要素が組み合わさっているCM。
クリエイターたちが The Perfect Angle より作り上げる作品、
これからも色々と紹介できたらと思います。

では、今月はこれにて。

ありがとうございました!!

岩崎