‘Tis the season! 今年もホリデーシーズンが参りました!
最新のクリスマスコマーシャルを2作品、ご紹介いたします。

 

まずは、皆さんも見覚えあるでしょうキャラクターが登場する、Skyというヨーロッパ最大の有料放送事業者の広告をご覧ください。
「A Holiday Reunion」

Agency: Goodby Silverstein & Partners
Director: Lance Acord
Production Company: Park Pictures 

こちらのコマーシャルはETと大人になったエリオットの再会を描いています。エリオット役は原作に登場したご本人の、ヘンリー・トーマスが再び演じています。

ETは家族や愛をテーマとした、スピルバーグ監督の名作ですね。
日本でクリスマスはカップルのイメージが強いと思いますが、海外でクリスマスは家族とgiving back(恩返し)の季節です。
ETは1982年に公開した映画です。80年代にETが初めて地球に来た頃と比べ、世界はだいぶデジタル化しましたね。そんな中でも変わらず家族を大切にする様子が描かれ、クリスマスの精神とET原作のテーマが絶妙にフィットしていますね。

多くの人にとって、ETは思い出の作品ですね。こちらのコマーシャルをみてノスタルジックになることもあるでしょう。
最近、よく映画のリメークやリブートをしていて、原作のイメージと全然違う!なんて感じることもあるでしょう。
こちらのコマーシャルは原作のイメージを崩すことなく、良い記憶を思い出させてくれるのではないでしょうか?

ちなみに、私にとってETはおそらく皆さんとは少し違う意味で思い出深い作品です。
子供の頃、ETは私にとって恐怖でした。
写真だけでも見てしまうと、1週間、一人で寝れなくなるほど怖かったです。

 

さて、先ほどは家族とgiving backのクリスマスだと言いましたが、クリスマス=プレゼントの季節でもありますね。ということで、次の作品をご覧ください。
Gift Responsibly

Agency: Uncommon Creative Studio
Director: Aaron Stoller
Production Company: Biscuit Filmworks UK

クリスマス、プレゼント選び困りますねー。
毎年、どんどんオプションを使い果たし、いらなそうなものを買ってしまったり、、、
このコマーシャルはそんなクリスマスプレゼントを頑張りすぎしまった人を描いています。

こちらのコマーシャルを理解するため、少し背景を説明しますと、最近海外ではDNAを送り、家系などを調べてもらうサービスが流行っています。プレゼントなどでこのDNAテストを送ったりもするらしいです。このコマーシャルの主人公はその一歩先をいき、プレゼントを渡す人のDNAでマッチした人を探し出し、その人を家まで連れて来てしまうという内容です。

こちらの広告主はChilly’s というイギリスの水筒会社です。変に凝ったことはせず、プレゼントに名前入りの水筒はいかが?「Gift Responsibly(責任を持ったプレゼントを贈ろう)」っという内容のコマーシャルになっております。水筒を使うのは環境にもいいので、そう意味でもResponsibleなのだと思います。

ストーリーがどう進んでゆくか予想がつかず、どんどんおかしな展開になっていきます。他のクリスマスコマーシャルとはユーモアのテイストが少し違い、印象に残る作品になりました。
最後、プレゼントの箱から出てくるおじさんのの顔が絶妙に面白かったです。

 

以上、HOLIDAY特集の第2弾でした。いかがでしたでしょうか?
Happy holidays everyone!