みなさん、11月がとうとう始まりましたね。
寒い日も増えてきて、すっかり秋服の方が増えているように思えます。

秋といえば何でしょう。
スポーツの秋?
読書の秋?
それとも、食欲の秋?

即答で「食欲の秋」と答えますのは、私、岩崎です!

スポーツの秋、読書の秋とお答えいただいたかたには申し訳ないのですが、
今月は「食欲の秋」!と言うことで食にまつわる映像を紹介したいと思います!

 

まず、紹介するのは Eric Yealland と言うフリーランスで活躍する監督かつDPである、彼が手がけた「食」にまつわる作品です。
その中でも、”Bite Size – An Instagram Series” と言う作品集から何作品か紹介いたします。

 

短い作品ながらも、優雅さ、と食の美しさが凝縮されていますよね。
視覚のみならず聴覚からも、その食の特徴をより引き立たせています。
この作品を見て、食にそそられ、魅了されるのはもちろん。
気付くのが、これらの視点は普段自分たちが経験しづらいものであるのことです。
広がるマクロな世界。そこには多少な非日常を感じることができるのです。
そこには数秒であるにも関わらず、程よい心地よさを感じることができます。

 

続きまして、こちら。

Director / DOP : Jacek Szymanski
Director Animation : Bartek Kedzierski
Agency : Duda
Production : OTO Film

食べ物で作られた世界で、すごく可愛らしいですよね!
途中、その世界から食材を調達するシーンもすごくくすぐられます。
そのヴィジュアルにうっとりしているのは束の間、こちらの作品はそもそも何の商品なんでしょうか。
実は‘Biedonka’ というポーランドのスーパーマーケットのCMなのです。
見終わると、そのスーパーがどれだけ多くの食材を販売し、常に新鮮なものが置いてあるというメッセージが伝わってきますよね。
この作品には、メイキングも上げられており、字幕などはないのですが、制作している過程を拝見するだけでも楽しいので、是非ご覧になってみてください!

 

最後に紹介するのは ’Lurpak’ というデンマークのバターのCMです。

Director : Douglas Wilson
Agency : Wieden+Kennedy
Production : Blink

こちらの作品は数々の広告賞の受賞経験を持つ、 Dougal Wilson という監督が手がけました。

ユーモアがあって、すごくコミカルですよね!
音楽もキャッチーでとても楽しい気持ちになれます。
個人的には作中の男の子がボーってしている部分がとてもツボで、なんども見てしまうワンシーンになっています。ふとした部分でこのような面白さがあるのは何度も見てしまいたくなりますよね。

作品としてはスピーディーで、テンポが良く、時間の使い方としても様々なテンションがあることによって、ジェットコースターに乗っているような展開になっているかとも思えます。
ただ、カメラの動作も画面上の動作と連動することから、画面上で忙しくてもあまり慌ただしさをあまり感じることない。という魅力もありますね。

以上。

今回は「食」にまつわる作品をいくつか紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
「食」の映像となると美味しそうな食べ物がクロースアップで表現されると言う形が一番思い浮かぶかと思いますが、今回紹介した三作品のように異なったアプローチによる表現もあるんだな。と感じさせてもらいました。

今回は「食」に着目しましたが、食以外でも、皆さん素敵な「秋」をお過ごしください!