先日、スーパーボウルが行われましたね。
アメリカの国民的行事と呼ばれるスーパーボウルですが、今年の視聴率は去年に比べて2.5%も低い44.9%、ここ10年で最低の記録になったそうです。
最近は政治色が強くなっていて、コリン・キャパニック選手の一件があって以来、「#BoycottNFL (ボイコットNFL)」運動を繰り広げているアメフトファンもいるというくらい、収集のつかない状況が続いているそうです。

さて、そんな中で私がご紹介したいのは、そんな喧騒からは遠くかけ離れ(?)ひたすら沈黙でバーガーキングのバーガーを頬張るポップ・アートの巨匠、アンディ・ウォーホルの風変わりなCMです。今年のスーパーボウルの試合の間に流れました。

ウォーホルが静かにバーガーを食べるというただそれだけのCM、最後に#EatLikeAndyというハッシュタグで締めくくられます。この映像は、デンマークの映画監督ヨルゲン・レスが1982年に制作したドキュメンタリー映画『66 Scenes From America』の一部を使用したものだということです。

約4分半のロングバージョンもあり、それがこちら。

バーガーキングのグローバルCMO、フェルナンド・マチャドはこの広告について、「近年のスーパーボウルの広告は、騒がしい音楽やたくさんのセレブリティを登用することに加え、その他の広告を押しのけるためにより声高になっています。私たちの広告はこのようなルールを破っており、スーパーボウル期間中に静かな暗殺者のように人目を引くでしょう」と語っているそうです。

ケチャップの使い方が気になる・・・
なお、ウォーホルは実際にはバーガーキングよりもマクドナルドの方が気に入っていたそうです(爆)