第51回SUPERBOWL特集 第2弾
寒さがピークに達して来ましたね!風邪も流行ってます。あと1か月程、とにかく暖かくして凌ぎましょう〜。
ちょっと前回から間が空きましたが、スーパーボウル特集の続きをお届けします。
“He is a 10 ‘4 years’ ”
クライアント: 10 haircare
監督: Bryan Buckley
プロダクション: Hungry Man
ドレッド、カール、アフロ、オールバック、さらには胸毛、髭、背中の毛、犬の毛まで…
ヘアスタイルはその人の個性を最もよく表します。
「今後4年間はひどい髪にさいなまされることになるのだから、それを良い髪へと変えられるかどうかは自分次第だ」 という流行りのトランプ攻撃の冒頭から始まり、アメリカの多様性(=髪)とそれを守ることの大切さをコミカルなタッチで表現しています。
監督のBryan Buckleyは毎年スーパーボウルのCMしか作っていないほどの大物。よかったら彼の過去のスーパーボウルCMも見てみてください。
“Born the Hard Way”
クライアント: Budweiser
監督: Chris Sargent
プロダクション: Anonymous
この映画並みの完成度とスケール感は本当にすごいですよね。
描かれているのはバドワイザーの創立者の一人。この人が1800年代にドイツからアメリカに移民してこなかったら、バドワイザーは存在していませんでした。成功には移民の力も必要。なるほど。
“Hero’s Journey”
クライアント: Kia
監督: Matthijs van Heijningen
プロダクション: MJZ
Melissa McCarthyが環境戦士となり大奮闘!しかしクジラに尻尾で叩かれ、崖から落とされ、氷河の裂け目から落下し、サイの角で突き刺され… 地球環境を守ることは決して簡単ではありません。が、しかし環境戦士として車を運転することは簡単。Kiaのエコな車を運転すれば、彼女のように辛い目に合わなくてもエコになれます!という痛快コメディーCM。
クライアント:Ford
監督:Hoffman/Metoyer
プロダクション:MJZ
雪山でスキーのリフトに取り残される少年、木の上に引っかかった凧、バスケットゴールの上に挟まったボール、相手の下敷きになったレスラー、服が顔に引っかかって脱げない少年、車の渋滞にはまる女性…身動きが取れないって、最悪ですよね。Fordは単に車を作るだけではない、人々がスムーズに、流動的に動けるようになることを目指しているという、ブランドの理念を再確認するCMです。Nina Simoneの”I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free”もぴったりです。
以上、スーパーボウル特集でした!お楽しみいただけたでしょうか?
スーパーボウルは毎年選りすぐりの面白いCMが集まるイベントでもあるので、そういった視点でもぜひ注目してみてください!