ご無沙汰しております!
先日7日に、アメリカの最大スポーツイベントであるスーパーボウルが開催されましたね!
今年でちょうど50周年を迎えた本大会、試合もさながら、特にアメリカ国民が試合以上に(?)感心を寄せるのが、超一流アーティストにより行われるパフォーマンスだと言われています。今年国歌を歌う歌手に選ばれたのはレディー・ガガ。ピアノと歌声のみのシンプルな構成で観客を圧倒したガガに、過去最高のパフォーマンスとの呼び声が高まっています。最高です!

そして、ビヨンセの披露した新曲”Formation” (フォーメーション)。スーパーボウルの前日に発表されたばかりのこの新曲は、今黒人コミュニティを中心に広がりつつある”Black Lives Matter (黒人の命は軽くない)”を推奨した内容で、ミュージックビデオには黒人が直面している「現実」を映し出す政治的なイメージがちりばめられています。当日のパフォーマンスではマイケルジャクソンの着ていた衣装にそっくりなジャケットを着用してマイケルを追悼。ブラック・パンサーを彷彿させる黒づくめのダンサー50人を従え、中盤では「マルコムX」を示唆する「X」の文字を形成と、とても政治色の強いものでした。このパフォーマンスには賛否両論の意見があったものの、大きく世界中のメディアにとりあげられ話題になりました。

そしてそして、スーパーボウルにおいてこのハーフタイムショーと同じくらいに注目が集まるのがCMです。CMを出す各社はこの高視聴率の中でできるだけ注目を浴びるよう、最大限面白いものに仕上げてきます。面白いCMを見るためにスーパーボウルを見る、という人もいるくらいだとか。。

以下、今年特に面白いと感じられたCMを取り上げます:

“First Date”
クライアント:Hyundai
監督: Peter Berg
プロダクション: Pony Show

Car Finder搭載のHyundai Genesisは超過保護な父親をサポート!娘の初デートをどこまでも追うコメディー。

監督:Craig Gillespie
プロダクション:MJZ

退職後の宇宙飛行士。宇宙に行った高揚感が忘れられず塞ぎ込む日々。Audiの新しい車のおかげで、再び人生に喜びを見つける。

監督:Jeff Low
プロダクション:Biscuit Filmworks

動物を使ったCMの中で一番かわいい!? ホットドッグ扮するダックスフンドの大群がHeiz(ケチャップ)に向かって走る。

監督:Paul Hunter
プロダクション:Pretty Bird

ヒット曲“Hotline Bling”のPV撮影中、通信サービス会社のお偉い様方に強引な曲の変更を求められるDrake。しかしどんな無茶なリクエストにも笑顔で「いいね!」「最高」と超ノリノリ。スーパーボウル特有のビッグセレブ起用で1番注目を浴びました。

そしてまた、スーパーボウルといえば名物となっているのがDoritosのCrash The Super Bowlコンテスト。このコンテストには誰でもオリジナルのCMを作って投稿することができ、投票により選ばれた作品はスーパーボウルの期間中にオンエアされる他、優勝者には賞金100万ドルと、クリエイターなら誰もが憧れる超メジャー映画製作会社(今年はワーナー・ブラザーズ)で働く権利が与えられるというもの。
2006年に初めて開催され、何と今年で最終回。これまでに計3万6,000以上もの作品がエントリーされたそうです。最後に栄冠に輝いた作品とは…??

監督: Jacob Chase
所属: Affirmative Entertainment

今年の優勝者は映画監督・脚本家として実績を積んでいるJacob Chaseでした。ドリトスがどうしても欲しい3匹のイヌが知恵を振り絞ります。

監督: David Ruby

デートのお相手はどんなに可愛くてオシャレな子よりもドリトスをくれるおば様が1番?こちらのファイナリストは20年タレントマネジャーとしてお仕事をしてきた人だそうです。

監督:Peter Carstairs
プロダクション:mr smith.

こちらはプロダクション所属の監督。ドリトスがほしいあまり、投げられたドリトスを追いかけて赤ちゃんがお腹から飛び出します!!

いかがでしたか?
今後もアイディア溢れるスーパーボウルのCMに注目してみてください!