"Ryan"とは誰？ －メルセデスの"The forgotten road trip”
みなさん、こんにちは。AOI Proの新しいインターン、Johannaです。スウェーデン出身で、現在、テンプル大学で、コミュニケーションを専攻しています。勉強をし始めたころから、これこそ私がやっていきたい分野（音楽も！）だと思っていました。そのため、今こうやってAOI Proでインターンをしながら、CM制作について学べて、とてもHappyです。
今日は、新しいMercedes Benzのキャンペーンについて紹介したいと思います。
今年2月にこちらの作品をリリースしたMercedes Benzですが、長いこと年配男性のイメージが定着していました。なぜなら、この車を購入できるほどの余裕を持てるのが50代以上の男性に限られていたからです。こちらのインタラクティブサイトでは、ある若く自由な男が、砂漠を彷徨いながらも、車を通して記憶をたどり、自分を知っていく様子を描いています。
最初、このキャンペーンのコンセプトが何なのか、わからないかもしれません。けれど、順にイメージを見せていくことで、Mercedes Benzが、高級でエレガントで格好良い車を作っていることを印象付けるだけでなく、この車に乗る人は、教養があって、目的を持っていて、若くて、ダイナミックで、アートやカルチャー、そして未知のものにも興味深々であるということをアピールしたいようです。 イメージや動画が組み合わさった”The forgotten road trip（忘れられたロードとリップ）” は、記憶を失った男”Ryan”が、なぜ砂漠の真ん中で目覚める羽目になってしまったのか、オーディエンスのインターアクトによって探っていくものなのです。
Check out the site here: http://gla-class.mercedes-benz.com/com/en/#!/roadtrip
クリエイティブ・エージェンシーはドイツのJung von Matt。スウェーデン人ディレクターであり、DPでもあるMattias Monteroが演出しました。Sony, Volvo, Nike, Samsung等のCMを手掛け、様々な映画にも関わってきた人です。コンセプトは少々Instagramを思い起こさせます。写真日記のようなもので、近作の場合、ハリウッドアクション映画の要素も入っています。このキャンペーンのお陰で、Mercedes Benzは、Twitterや、そしてもちろんInstagramのようなソーシャルプラットフォームで大成功しました。近作を通して、より多くの人に作品をシェアすることができたようです。
Written by Johanna