広告業界で数年お仕事なさっている方ならデンマーク人の監督Nicolai Fuglsigの名前は耳にしていますよね。2006年には、サンフランシスコの最も高い山から放した25万個もの跳ね飛ぶボールが特徴的だった彼のSony Braviaのコマーシャルは世間をあっと言わせ、カンヌ祭のGold Lionを含めて数々の賞を獲得しています。それ以降、彼は広告の世界の最大なクライアント、(数多い中、例えばNike、Xbox、Audi、Mercedes、Levi’s、Adidas)のスポットの監督をしました。ただ、彼は初戦、フォトジャーナリストとしてスタートしたことご存知でしたか?!!1999年に、明かされない核災害についての彼の本がニューヨークにおけるICP Infinity Award、World Press Photoの一等賞、更にKodakの「30歳以下のベストフォトグラファー」賞を受賞したのです。でも、コソボ戦争でフォトグラファーとして取材していた時、いずれは「Return of the Exiled」という高く評価される15分間のドキュメンタリーとなった自分が取材した撮影がきっかけで監督の技術を身につけました。2008年には広告界での最高の栄誉、「Outstanding Directorial Achievement in Commercials」としてDGA(Directors Guild of America)に選ばれました。

彼の最新の作品、ギネスビールの「Sapeurs」は超クール!撮影映像のためだけでも何回も何回も見たくなります。コンゴ共和国のBrazzaville出身の日常的なヒーローが「コンゴのエレガントな人の協会」、こと「Sapeurs」を構成。このCMでは「もっと差し出せばもっと得る」という「Sapeurs」の信念が自分たちの日常の行いで証拠付けられる様子をGuinnessが追います。彼らの生活は職業や財産で評価されることなく、尊敬、道徳律、インスピレーションに溢れた優雅なスタイルや創造力で定義されるのです。そんな考えは彼らが大好きとするスタイル一杯の衣装で明らかになりますが、衣類の素材の値段の問題ではなく、衣類の中にいる人間の価値で決まるということです。

Nicolai Fuglsigの作品をもっとご覧になるには彼のホームページをどうぞ。
http://www.nicolaifuglsig.com/commercials/
Fuglsig氏はMJZ社に所属しております。
http://www.mjz.com/directors/nicolai-fuglsig/work/

Guinnessはこのかっこいい服装を着る「Sapeurs」のドキュメンタリーをリリースしてます。

Enjoy!