部屋の中が乱雑を極め、絶望に打ちひしがれている方に朗報です。
IKEAがあります。きらん

と、言わんばかりのIKEAのMake room for your lifeキャンペーンでは、一緒に住みながらも部屋の尋常でない散らかりのおかげで顔も合わせられないカップルに、IKEAがすてきな生活をもたらします。

意を決した二人がモノを手に取ると瞬く間に家具に収まっていき、気付けば目の前にはぴかぴかの部屋と、恋人が。IKEAのたっぷりな収納で生活スペースを作れば、生活も豊かでハッピーになるというお話です。

シーンのほとんどはワイヤーや空気圧縮装置などを使いながらもカメラ撮影されていますが、ジャケットがハンガーに掛かるシーンなどではその正面を2DCGで作るなど、合成も使いシームレスにつながれています。ちなみに使用されている音楽はBees Gees “Living together” のAn Escape Planというバンドによるカバーで、監督はStinkのAdam Berg。ミュージックビデオ出身の彼らしく、CMだけでなく同バンドのフルレングスのミュージックビデオも作っています。監督のサイトはこちらからどうぞ。

とはいえ、こんなにも部屋がカオスにまみれることはあるのだろうかと猜疑心を持つ視聴者に対してもIKEAは抜かりがありません。ドキュメンタリーを通して、モノの収集に没頭しすぎるあまり、実際にその愛すべきモノに生活が脅かされている片づけの出来ない人たちに救いの手を差し伸べているのです。

レコードまみれの家に住むDJのHarry Loveさんは、レコードをどかさないとトーストすら焼けない事態に、「これじゃあ、だめだ」と思った模様です。

キッチン、トイレ、廊下に溢れていたレコードがすべて1つの部屋にきれいに収められ、IKEAはHarryさんとその家族にスペースを与えました。

続いて、ブロガーのJess Gaviganさん。
長年古着屋やショップで集めてきたスニーカー好きが高じて、ネットでスニーカー販売を始めてから服とスニーカーで家がのっとられていた状況に、一緒にお父さんもご立腹の模様でした。そこで、IKEAのお助け部隊が登場し、ものの見事にすべてをひとつの部屋に納めることが出来ました。

家族全員をハッピーにする、IKEAなのです。
あと必要なのは、片付ける意志だけですね!