今日ご紹介するのは何かと最近話題にあがる監督、Lance AcordによるNIKEのCM、「SHINE」です。

監督がどう話題にあがっているかというと、
例えば去年話題になった子供がダースベーダーに装ったVW「The Force」の監督だったり、先週マンディが国際ブログで紹介したように、The Directors Guild of America (DGA)が、Outstanding Directorial Achievement in Commercialsとして彼をノミネートしていたり。ちなみにこのCMに関しては、監督だけでなくDOPとしても参加しています。

今回のNIKEのCM「SHINE」はBASKETBALL NEVER STOPSというNIKEのキャンペーンの一環です。
僕自身スポーツに疎いので、このCMについて調べるまで知らなかったのですが、なんかNBAが7月はじめに「ロックアウト」なるものを発表して、そこからしばらく全試合中止になっていたとか。そんな事実をふっ飛ばせということでNIKEはこのキャンペーンをリリースしたわけです。

店のシャッターは閉じ、街の光は消され、世間が闇に包まれていくなか、
バスケ選手のLeBbron Jamesだけは絶え間ない努力を続けている様子が描かれてます。「ロックアウト」されようがバスケットボールは死んでいないというメッセージをファンたちに送ってくれています。

このCMで僕が褒めたいところは編集!
音楽との絶妙なタイミングだったり、すぅ~っと入ってくる流れであったり。
何回見てもきもちいい!
編集はROCK PAPER SCISSORSのBiff Butler。彼もまたなかなかの匠です。

Agency: Wieden + Kennedy Portland
Client: Nike
Production Company: Park Pictures
Director: Lance Acord
DP: Lance Acord
Editorial Company: Rock Paper Scissors
Editor: Biff Butler

Read more about Lance Acord and the DGA here: 全米監督協会【DGA】:CM監督賞候補者の発表!