みなさん、こんにちは。

今日ご紹介するのはHow The Light Gets Inという映像作品です。

このプロジェクトは、コロナの世界的大流行を歴史上での大きな出来事として映像に捉えるだけでなく、世界中に散らばっている7人の監督がアイソレーションを体験する中で思うことや感じることを詩的に、そして映像作品としてのクオリティを落とさずに映像に残す試みとして始まったと、プロダクションYou Are Hereの創設者ジェレミー・ゴールド氏が話しています。

撮影に制限がかけられたことにより、ZOOMやiPhoneを利用した映像は既にたくさん出てきているものの、自分たちのメッセージを伝えるためにはこのような状況でも可能な限りシネマチックに撮ることが不可欠だったと話しています。

状況は国によって異なり、それが映像の中にも表れていることも注目すべきことの一つです。
例えば、感染者が爆発的に増え、世界的に見てもコロナにより大きな打撃を受けているブラジルでは屋外で撮影ができず、監督の家の中の映像しか映っていません。その間、ドイツやオーストラリアでは比較的自由に屋外の情景を撮影することができています。

しかし情勢が違っていたとしても、全員がコロナの危機に直面し立ち向かっていることに変わりはなく、離れていても一体感を持って、誰かがリードするわけでもなく全員でこの作品を作り上げることを大事にしたそうです。

データを送るにも数日かかったりと仕上げるのはやはり容易ではなかったようですが、大変美しい作品だと思います。日本でも撮影したら、どのような映像が撮られていたのだろうと想像してしまいました。

インタビュー引用元:https://www.onepointfour.co/2020/06/19/ode-to-isolation/