来週ベルリンで行われるメルセデスベンツファッションウィークに先駆け、メルセデスベンツがファッションフィルムをリリースしました。
主演は、Justin O’SheaというオンラインのファッションサイトMyTheresaのバイイングディレクター。立派なひげと鍛えられた体、全身を覆うタトゥーというルックス。超クールです。
まずはご覧ください。

FISTFUL OF WOLVES
「人生は、冒険だ。パンダに挟みうちにされたライオンの様に。車道に飛び出たシカの様に。狼の集団の様に。星を並べる、木星と火星。それが私だ。それが・・・
ファ○ク。鍵ねえ

心臓が脈打つ。じきに着く。冷たい静けさを感じ始める。彼女を待つ。

<彼女:こんな遅くに何するの?>
探し物をしているんだ。

道が柔らかな混沌に包まれる。私は探しものが手に入る場所を知っていた。

BORN IN 1888
<彼女:ねえ、ジュリア来たよ>
<ジュリア:彼大丈夫?>
私は1888年に生まれた。10の時までワニと育った。年を取り、知識をつけ、そしてキング級のファッションセンスを培った。
私がメルセデスベンツファッションウィークで何をしているか?よくぞ聞いた。

<ジュリア:ジャスティン??ケーキ持ってきたけど>
ケーキ?ケーキ持ってきたの?」

THE FASHIONABLE SIDE OF THE BED
「<これ、いつから始まったの?>
ある日、起きたら、、

徐々に、着想を介して体験を形作っている。空虚で埋め尽くされた夢。

<どうやらベッドのベッドの反対側に目覚めてしまったようだね。ファッショナブル側に。>」

一見、オシャレな車に乗ったハードボイルドでかっこいい男が抽象的な物語を繰り広げる・・・ようで、周りの人たち(これまたファッション業界の面々で、彼女役のVeronika HeilbrunnerはMyTheresaでの同僚で本物の彼女だそう)は至って普通にしている。
ジャスティンはどうやらその日、間違ってファッショナブル側に目覚めてしまったようだ。というオチ!
ファッションフィルムにありがちな抽象的で理解不能な世界観をおちょくる内容もしかりですが、俳優でないジャスティンの説得力がすごいですね。

監督はイギリス出身のDanny Sangra
ファッションブランドのCMなどを多く手がけるディレクターで、所属はA+(Academy Plus)です。