Oh Yeah Wowと言わせましょう
先日グラミー賞も発表されましたし、音楽つながりでMV特集でいきたいと思います。
アーティストには曲から入りますか?ビデオから入りますか?
わたしは最近はビデオでビビっと来ることが多くなった気がします。
まずは、最近公開されたClubfeetの“Everything You Wanted”。
ワンテイクで撮影されたシンプルなMVに見えますが、男の人の未来の姿にどんどん現実の彼が重なっていって・・・??? 不思議な作品に仕上がっています。
Clubfeet – Everything You Wanted from Oh Yeah Wow on Vimeo.
この作品を手がけたのはOh Yeah Wow。いかにも楽しそうなものを作っているように聞こえる会社じゃないですか?
オーストラリアはメルボルンを拠点とした制作会社で、ミュージックビデオをメインに、クリエイティブな作品を沢山作っています。楽しめる作品を楽しく作ろうというアニメーター、フィルムメーカーの集団です。
Oh Yeah Wowの中心的なアニメーターであるDarcy Prendergastは、オーストラリアのクレイメーション界を代表するAdam Elliotが監督したクレイメーション映画“メアリー&マックス”の制作にも参加した人物です。もっと自由に作品を作りたいとの思いから自身の会社を立ち上げました。
オーストラリアという人口も少ない島国に留まったまま映像業界で成功を手にするのは難しいとのことで、少しでも多くの人の目に留まるような素晴らしい作品を作れるよう、可能な限りの労力を費やすのだそうです。結果的に数ヶ月という長期撮影もざらなのだとか。
中でも評価が高いのが、撮影に実に9ヶ月を費やしたこちらの作品。
Gotye“Easy Way Out”。
Gotyeといえば先日行われたグラミー賞で”Someone I Used to Know”が最優秀レコード賞を受賞しましたね。
Gotye: Easy Way Out from Oh Yeah Wow on Vimeo.
最後ちょっと切ないタコの冒険 Wax Tailor feat Aloe Blacc “Time To Go”
Wax Tailor feat Aloe Blacc- Time To Go from Oh Yeah Wow on Vimeo.
1日に撮影できるのがだいたい2.5秒分とのことで、週6日、3ヶ月間、朝一にロケ地に赴いて日が沈むまで撮影、その後レンダリングに編集、次の日の撮影の準備というハードな日々を送っていたとのこと。それを考えながら見ると感動もひとしお。
これらの他にもバラエティ豊かな作品が沢山。
是非、彼らの作品集もチェックしてみてください。
http://ohyeahwow.com/work/