動く食べ物、溶けるTV画面…Guy Verge Wallaceの不思議な世界
去年リリースされ話題となって以来、ずっと脳裏に焼き付いているGuy Verge WallaceによるオーストラリアのバンドPapa VS PrettyのPV、Wrecking Ballを紹介したいと思います。
Papa Vs Pretty- Wrecking Ball from Guy Verge Wallace on Vimeo.
粘土を使ったストップモーションといささかまずそうな食べ物がヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画のようなダークな世界観を醸し出していて、グリッチとチカチカしつづけるスクリーンがとても目に悪そうなのに、なぜか目を一向にそらせません。このせめている雰囲気からお気付きでしょうか、なんとこれを作ったGuy Verge Wallace監督は当時19歳!友人宅のリビングルームで5ヶ月間かけて制作したそうです。等身大の人形を針金と木とスポンジで一人地道に作っている様子が記してある彼のブログはこちらhttp://vdubfilmsblog.blogspot.jp/2011/01/teh-making-of-papa-vs-prettys-wrecking.html気が遠くなる作業ですね。
それから一年、Guy Verge Wallaceがリリースした新作は、彼がインド旅行をした時に電車から撮影したワンショットのフッテージを加工して完成した Harrington – “River to Rain” のミュージックビデオです。すべてキャノン600dで撮られた、ローファイ感のある不思議な映像です。
Harrington – River to Rain from Guy Verge Wallace on Vimeo.
今後の作品もとても楽しみですね!
現在21歳にして多数の賞を受賞している、期待の若手監督Guy Verge Wallaceのサイトはこちら!