先日、たまたまテレビで見たPVがあまりに強烈だったので、ここで紹介したいと思います。
英国のバンドSpiritualizedの “Hey Jane”.
2人の小さな子供を育てるドラッグクイーンを描いた作品です。
8分以上もある、もはやショートフィルム並みのPVになっています。
今年3月にリリースされたものなので、すこしばかり時期はずれなのはありますが、是非。
衝撃的なシーンもあるので、心して観てくださいね。

“HEY JANE” | Spiritualized from AG Rojas on Vimeo.

最後、何事もなかったかのようにゲームで遊びだす息子の姿がなんとも切ないです。
今年一番のPVではないかと言う声もちらほら。

主人公Fridaを演じているのは、アメリカでは有名なドラッグ・クイーンのTyra Sanchez.

監督はCaviar所属、1987年生まれのAG Rojas。
19歳でアートスクールを退学した後、PVを作り始めました。様々な制作会社で、リサーチャーやライターとして働くなかで沢山のPV監督と出会ったことから、監督業にフォーカスする決心をしたとのこと。
パフォーマンスではなくストーリーを重視したPVを作る事を目指していると言う彼は、自分のような若いディレクターにとっては、PVこそストーリーを語るに最適な場であると言います。また、PVに費やせるお金が大きくないからこそ、もっとバンドも監督も冒険するべきではないかとも。

彼の他の作品はこちらから→ http://whatupag.com/