日本に住んでいて、あまり公共の場やメディアでレズビアン、ゲイ、バイスクシャル、トランズセクシャル(以下LGBT)の問題が取り上げられている光景を目にしたことがありません。まるで日本にはそういう問題が全くない様なのですが、本当にそうなのでしょうか?一般的に日本人はあまり宗教的でなく他の人の考えも寛大に受け入れる傾向にあるからかもしれませんが、アメリカではLGBTへの注目度は非常に高いです!大統領選を控える今は更に大注目な問題で、オバマ大統領とロムニー氏のLGBTに対するスタンスは真逆なのです。

私が特に興味を持っているのはグーグルやエクスペディア等のような大きな国際的ブランドがLGBTの権利のためのプロモーションを展開している点です。グーグルは去年自分自身に正直で居るというメッセージを伝えた “It Gets Better”を放送し話題となっていましたよね!

オンライン旅行会社大手のエクスペディアも最近、父親が自分のレズビアンの娘の結婚式について語るCMをリリースしました。

 日本のブランドも同じようにしたでしょうか?もししていたら、日本だけでなく世界中でLGBTの権利を主張したことで話題になるに違いありません!もちろん、リスクは大きいですが!この問題は日本ではそこまで注目度の高いトピックでないと各ブランドは判断しているのでしょうか。テレビを見ていると、なんでも「エコ○○」とうたっていてつまらないですよね!市民権を主張している人など一人も居ません。彼らの声が届いていないだけなのでしょうか?

 最近MACKLEMORE & RYAN LEWIS による SAME LOVE feat. MARY LAMBERT のミュージックビデオを目にしました。ストーリーもビジュアルもすばらしいですが、なんと言っても歌詞がすごい!WOW ! これは是非とも皆さんと共有したいと思います!

以下、大まかな歌詞の訳です:

[Verse 1: Macklemore]
僕は3年生の時
自分がゲイだと思った
画が描けて、おじさんもそうだったから
お母さんに泣きながらそういうと、
「ベン、あなたは3歳から女好きだったじゃない」
確かに、そうだったかもしれないなと思った
草野球もうまかったし
ゲイの特徴の先入観かもしれないと

右翼の保守派はゲイは「意志」だと
人工的で掟破りで
宗教で「直せる」と考える
すばらしきアメリカは
知らないものを怖がる
神は全人類を愛することを忘れる
3500年前に書かれた本を
未だに引用し続ける
なぜだろう

[Hook: Mary Lambert]
私は変われない
努力しても
変わりたくても
私は変われない
努力しても
変わりたくても
愛するあなた
彼女は私を暖める [x4]

[Verse 2: Macklemore]
僕がゲイなら
ヒップホップに嫌われる
最近のYouTubeコメントでは
「それはまじゲイだな」
と日々言われている
自分の発言の感覚が薄れ
抑圧の文化のうえに基づけば
彼らを受け入れられない
互いをファゴットと呼び合い
キーボードのキーに憎しみをこめる

「ゲイ」は「劣っている」ことと同じ
戦争を起こした宗教間のそれと同じ憎しみ
ジェンダーと肌の色
色素の違い
全人類の人権は一緒だ
違いなんてない
生き続けろ!自分で居続けろ!
教会でならった
憎しみを説いても
その言葉は聖水で清められない
漬かっている聖水は毒にまみれる
人間のために戦うことなく
声を持たない事で楽にしている人間は
権利を剥奪される
僕はそうじゃないかもしれない
でもそんなことは重要じゃない
平等じゃなければ自由はない

[Hook: Mary Lambert]
私は変われない
努力しても
変わりたくても
私は変われない
努力しても
変わりたくても
愛するあなた
彼女は私を暖める [x4]

[Verse 3: Macklemore]
再生ボタンを押せ
一時停止を押すな
前を向いて進め
僕のおじさん達が法的に結婚できるその日まで

子供たちは学校の廊下を
心痛めながら歩いている
自分で居続けることより
死を選んでいる
紙に書いてある証明だけでは
何も解決しない
法律は僕たちを変えない
自分は自分で変えなきゃいけない
信じる神がどれであれ
僕たちは一つ
恐怖を捨てたその先は
全部同じ愛だ
今が変わりどきだ

[Hook: Mary Lambert]
私は変われない
努力しても
変わりたくても
私は変われない
努力しても
変わりたくても
愛するあなた
彼女は私を暖める [x4]

[Outro: Mary Lambert]
愛は気長で、愛は優しい
愛は気長で (日曜は泣かない)
愛は優しい (日曜は泣かない) [x5]

私はもっと日本の監督やブランドが自分たちの信念を貫き、人類をいい方向に導くために立ち上がってほしいと思います!ただ、環境にいいというだけではなく!

Julie