年々カンヌは色々な種類のCMを上映するよりも、セミナーに力を入れているきがします。もちろんそのセミナーを行うのは有名人ですが、正直言っていくつかのセミナーは広告のブランドやソーシャルメディアについてで、特に目新しさがないので思わず、“それはいいから何か新しいことを教えて!!”って言いたくなります。

そして昨日行ってきたセミナーの一つが、代理店BBDOがスポンサーのセミナーでした。スピーカーはMarc BresseelとSimon Bond。この二人はセミナーで、我々とテレビ、パソコン、携帯やタブレットの関係性についての研究結果を発表しました。
二人は、アメリカ、イギリス、サウジアラビア、中国とロシアで1500人以上の人達とのインタービューを行った結果、テレビや携帯などの画面をそれぞれ違った性格に分類しました。

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テレビは普通の人—冗談をよく言う、付き合いの長い家族の友達。一緒にいると心地よくて信頼できる、家族みんなに娯楽を提供してくれる存在。ただ座ってリラックスできる。

パソコンは賢者。知識と良識の象徴で、よき指導者として何かを教えてくれる存在。答えが欲しいって思わせて、何か学びたいって思わせる。

携帯は恋人。いつもそばにいて、どこにでも一緒に行く存在。誰もが携帯を愛していて、最高のときも最悪のときもそばにいる。

タブレットは魔法使い。何でも可能にしてくれるけど、少し畏怖してしまう存在。

彼の要点は、携帯やテレビやパソコンなど様々な種類の画面を使ってキャンペーンを行う場合、人々がどのような感情をそれぞれの画面に抱いているかを知った上でキャンペーンを行うべきだということです。

全体的には面白くてためになる、よく観察しているセミナーだと思いました!