カンヌ2018 〜TITANIUM, CREATIVE EFFECTIVENESS, GLASS, SDG, FILM〜
リンスを洗い流すのを忘れてタオルで拭いてようやく思い出す人類、どうも吉川です。
3日目と4日目の授賞式でれなかったので、最終日の内容になります!
TITANIUM
チタニウムカテゴリー、って何?て感じですよね。簡単にいうと、業界を一変させ、新しい未来へ導くようなやばいアイディアを持った作品を称えるカテゴリーらしいです。
そんなやばいカテゴリーのグランプリをとったのがこちら!
“PALAU PLEDGE”
クライアント:Palau Legacy Project
エージェンシー:Host/Havas
人間の手による自然破壊は世界的で進んでいて、パラオもその国の一つ。
パラオの綺麗な自然を汚すやから観光客をどうすればいいのか・・・ちゅうことで「パラオ誓約」
入国する際、パスポートにパラオの環境を守るサインをしてもらいました。実際に観光客の行動に変化がでたとか。
オリンピックで大量の観光客が見込まれる日本も誓約してもらったほうがいいですよね、
CREATIVE EFFECTIVENESS
続いてクリエイティブエフェクティブネスは2018年以前にお粉されたキャンペーンが実際に効果があったのかを称える賞です。
劇的ビフォーアフターで家を再訪問するみたいなことですね。
そのグランプリは。。。
“SAVLON’S HEALTHY HANDS CHALK STICKS”
クライアント:ITC Savlon
エージェンシー:Ogilvy & Mather, Mumbai
インドでは不衛生で何千人という子供が亡くなっています。年間じゃないですよ、日々この数字ですよ。
それを克服するシンプルなアイディアが石鹸にもなるチョーク。手間かからずでいい!!
GLASS
グラスライオンとは人種差別や、性差別とかそっち系の問題に挑む作品を称える賞です。
そのグランプリに輝いたのがこちら。
“BLOOD NORMAL”
クライアント:Libresse
エージェンシー:AMV BBDO
「生理は普通のこと。見せるのもタブーじゃないはず」的なコピーで終わるこのキャンペーンなんですが・・・なんかちょっとわからないんですよね・・・
タブーじゃないし、恥じるべきものでも全くないんですが、CMで本物の赤い血使うのはまた別の話じゃない?っていう。だって、おむつのCMで茶色使わないでしょ。どえらく解釈間違えてたらごめんなさい。
Sustainable Development Goals
2030年の持続可能な開発(sustainable development)に向けた、地球にポジティブなインパクトを与える作品を称えるカテゴリーです。
こちらなんとTITANIUMでもグランプリをとった”PALAU PLEDGE”が受賞!ダブル受賞おめでとございます!!
FILM
そしてラスト、我らが待ちに待ったフィルムカテゴリーです!!今年はグランプリが2つ。
“IT’S A TIDE AD”
クライアント:P&G
エージェンシー:Saatchi & Saatchi New York
プロダクション:Ratting Stick Traktor Inc.
監督:Traktor
車のCM・・・と思いきやTIDEのCM。ビールのCM・・・と思いきやTIDEのCM。シミひとつない服が登場するCMはすべてTIDEのCM!!と、スーパーボウルのCMを無理やりハイジャック。
そして2個めのグランプリ、こちらもなんとP&G。
“THE TALK”
クライアント:P&G
エージェンシー:BBDO New York
プロダクション:The Corner Shop
監督:Malik Vitthal
このタイトル、THE TALK(話し合い)っていうのは映像でもあったように親と子の話し合い。内容は、肌の色で暴言はかれたり、いじめられたり、不公平なことが生きてる中であるけど負けるなよ、的なもの。このTALKが必要じゃなくなる世の中に変えよう、というメッセージが込められたショートムービー。
ちなみに監督のMalikはYOUNG DIRECTORS AWARDでも受賞していたので、まだまだ若手!!それでフィルムグランプリはすごい。