6月18-20バルセロナでSonar 2015が開催されました。
Sonarとはデジタルミュージックを中心としたデジタルコンテンツフェスティバルです。
今日は今回の目玉セミナー、
Chris Milkと Aaron Koblin のセミナーのご紹介です。
The Johnny Cash Project
http://www.thejohnnycashproject.com/ 
The Wilderness Downtown
http://www.thewildernessdowntown.com/ を手がけた
Chris Milk(映像監督) とAaron Koblin (デジタルテクノロジーアーティスト) のセミナーで
彼らの最新共同プロジェクトである、VRプラットフォーム、VRSEを披露。
http://vrse.com/

Google Play&Apple Store からVRSEアプリをダウンロードすることができます。
VRSEでみることできるコンテンツをつくる制作会社、VRSEもこのプラットフォームの一部。
http://vrse.works/creators/
CHRIS MILK, AARON KOBLIN以外にも世界で注目されている監督やアーティストがせいぞろいっ。
DANIELS, DANIEL ASKILLからDOUGAL WILSONまで、すごいラインアップです!
Oculus やSamsung VR のヘッドセットもしくは、カンヌでモバイル部門でもグランプリをとった
グーグルカードボード(ダンボールでつくる簡易的なVRツール。携帯を画面として差し込む
https://www.unofficialcardboard.com/ 
こんなサイトもありますw)をツールとしてみるVRコンテンツを専門につくる団体です。
VRのコンテンツ作りは方法が確立されていないからこそ、
VRSEでは自らツールも開発する独自のテックチームを備える。
360度映像をとるカメラリグや音をリアルに表現するツール、
そしてカットのないフローを作り出す編集方法まで独自に開発しているそう。

セミナーで二人は、どんなコンテンツもStorytellingがテクノロジーを上回らないといけない、
テクノロジーを感じないのが一番、と話していましたが、
VRSEには思いっきりひきこまれる作品を手がけている監督ばかり。
おそらくVR界最初のクリエイティブ重視の会社なのではないでしょうか?
これからどんな作品が出てくるか楽しみです!

FullSizeRender
SONARでVRコンテンツを一気にたくさんみることができるコーナーがあり、
VRSEが制作したEvolution of VRSE をVRヘッドセットをつけてみることができました。

Evolution of VRSEはCGベースの他とは一線を画し、
大自然の中から始まる壮大な映像アトラクション。
(Digital DomainさまがCGも使って大自然を制作したらしいです。)
けっこう感動的です。
皆様もぜひダウンロードして心静かな状態で体験してみてくださいね。

2015年はVR元年と言われているらしく、今年中に今出していない会社からもVR機材が発売されるとセミナーで言っていましたが、
Sonarでも、カンヌでもコンテンツメディアとしてずいぶんとVR押しを感じました。
しかし、どんなメディアでもstoryですね。