[ADFEST 2015]海外勢のグランプリ一覧！
Press部門（グランプリ）：
タイトル：MIC
クライアント：Penguin Books
広告代理店：Y&R Beijing
Press部門のグランプリを撮ったのはPenguin Booksのオーディオブック！
Penguin Booksのアイコンのペンギンがうまくクラシックな童話のイラストレーションとマッチしているのが可愛らしい！！代理店は北京のY&Rです。
Outdoor / directの２部門（グランプリ）：
タイトル：Education in a box
クライアント：COLGATE
広告代理店：Red Fuse communications Hong Kong (Y&R)
Colgate “Turning Packaging into Education” in Myanmar from Red Fuse on Vimeo.
ミャンマーに進出したCOLGATEはいかに教育資材が不足しているかに気づく。そこで自社の商品が詰まったダンボールをどうにか教育に使えないかと考え、ダンボールの内側に口腔衛生に関して学べるプリントをしました。またダンボールにはフリーダイヤルの番号が記載されており、先生が生徒にきちんと教育できるようにするための10分間のレッスンが聞けるようになっている。プリントもユニークなデザインだし、何より既にある資材を生かしているのがすばらしいです！
Promo部門（グランプリ）：
タイトル：S-Drive
クライアント：Samsung
広告代理店：LEO BURNETT Sydney
オーストラリアのLeo Burnettによって行われた自動車事故防止のためのキャンペーン。
スマホを専用のホールダーにつけると自動的にS-Driveアプリが起動し、テキストメッセージの受信・送信は音声のみで行えるようになり、スマホに触れるだけで注意を促すようになっている。またスピード違反時の注意や、渋滞の情報、天気予報、事故多発エリア等、安全な運転をする上で必要な情報を教えてくれる非常にスマートなアプリです。また、運転者に罰則を与えるのではなく、モチベーションを与えようというのがこのキャンペーンの肝。安全運転をしたキロ数に応じてポイントが得られる仕組みになっており、３つのレベルの報酬が与えられる！
レベル１：無料映画
レベル２：SUBWAY等でのフリー食事券、ガソリン券等
レベル３：ラグビーの試合チケット、スキー旅行
既にアプリを通じて300万キロの安全運転が行われているとのことです！！
インセンティブを与えるというところがいいっすね！
Interactive部門（グランプリ）：
タイトル：NIKE HOUSE OF MAMBA
クライアント：NIKE
広告代理店：AKQA SHANGHAI SHANGHAI
AKQAのチーフクリエイティブオフィサーであるレイ・イナモト氏がＣＤを務めたNIKEのHosue Of Mambaキャンペーン。上海につくられたフルサイズのLEDバスケットボールコートでは選手の動きに反応するモーショントラッキングとインタラクティブなLEDヴィジュアルやグラフィックス、ビデオが導入され、選手のトレーニングに活用できるようになっている。このトレーニングに参加するために選抜された３０選手はコービー自身が行うトレーニングや、この特設コートに特化したスペシャルトレーニングにチャレンジし、2次選考で10名に絞られ、最終的には3名が残り、バルセロナで９月５日から７日まで開催されるNikeワールドバスケットボールフェスティバルに参加することになった。このキャンペーンのサイドストーリーですが、最終選考で10名から3名に絞られる際に、片腕の無い青年も選考漏れしてしまったそうですが、その3名に選ばれたうちの1人の青年が片腕の無い青年に対し、「君以上の情熱をもってこのトレーニングに参加している人はいないから」と言って、バルセロナ行きのチケットを譲ったそうです。アドフェスのセミナーでレイ氏はいかに人々にとってUnforgettable（忘れられない・記憶に残る）なものを作ることの重要性を話していましたが、これぞまさに片腕を失った少年にとってはUnforgettableなイベントだったに違いないでしょう。
という感じでアナログから最先端のテクノロジーを使ったアイディア等、面白いキャンペーンがたくさんありました！
初めて海外の広告祭に参加しましたがとてもアットホームな印象でおもしろかったです。