[カンヌ2014] Film部門グランプリは?!
今年のカンヌ、NE-YOのライブと共に終了ーーー!皆様お疲れさまでした。今年は日本人の数減ったかも?と言われていましたが、全体の人数はあまり変わってないような気がしました!
今日は、最終日の授賞式で発表された、Film部門のグランプリを紹介します!
審査員長はDDBワールドワイドのCCOのAMIR KASSAEI氏。Filmのグランプリを選んだ理由は、Filmがアートとしての素晴らしさではなく、本当にブランドのためになったか、商品が売れたか、という視点で選んだ、と言ってました。
今年は2つが受賞!!
FILM部門グランプリ(一つ目)
上のリンクの解説を見ていない方は是非。授賞式で、「これほんとに撮影してるの?逆回してるんじゃないの?」との声もありましたが、これはもちろんすべてライブ。このVOLVOのテストシリーズは、VOLVOトラックの様々な機能を実際にテストする事によって証明する、という実験ビデオ。セミナーで、「で、車は売れたの?」という問いに対して、「トラックは運搬会社や企業、ドライバーがターゲットで、そんなにしょっちゅう買い替えるものではない。今の売上の結果がこのビデオと直結しているかわからないが、様々な調査によると、若者ドライバー(ターゲット)のVOLVOに対するイメージは明らかに良くなっていて、次買い替えるならVOLVOにしたい、というポジティブな結果が出ている」と言ってました。
これを制作したFOLKE FILMSのプロデューサーJoiとディレクターのFilip!
何が一番大変だった?と聞くと、全てのテストシリーズ、去年の1月から、本当は夏頃までに全て撮影が終わる予定だったのが、何度も何度もテストしなければならなかった結果、去年の秋ぐらいまでかかった、と。そして、このEpic Splitは、最初は「不可能!」とVOLVOのドライバーすら言っていた所から始まり、実際にドライバーの操縦や細かいスティアリングの技術によって可能になった、と。
ほぼ一年かけてVOLVOトラックの実験を行ったチームにお疲れさま!ですね!
FILM部門グランプリ(二つ目)
HARVEY NICHOLS – “SORRY, I SPENT IT ON MYSELF”
クリスマスというのはとにかく「相手に贈り物をする」シーズンで、イギリスやアメリカではどこもクリスマスプレゼント戦争、お客さんの取り合い。クリスマス広告も溢れかえっている。
そんなシーズンに、まさかの、自分よがりな「自分にお金をかけよう」キャンペーン。高級デパートのHarvey Nicholsが、「Sorry, I spent it on myself(ごめん、お金全部自分に使っちゃったの)」キャンペーンをローンチ。自分のお金を使っちゃったから、あなたには爪楊枝しかあげられないの、と。
FILMはキャンペーンの一部ですが、イギリスのクリスマスシーズンに、テレビで流れたら相当目立ったんじゃないかなぁ。キャンペーンの全貌がわかった方が、Filmの良さがわかると思うのでこちらのキャンペーン解説ビデオも是非:
ちなみに、日本からはSound of Honda – Ayrton Senna 1989がなんとFilmゴールド、リクルートポイントの「すべての人生が、すばらしい」がブロンズをゲット!!!本当に、おめでとうございました!!!