[カンヌ2013] 〜カンヌ受賞作品大予想Part.5〜 エモーショナルな作品
今年のPre-Cannes予想は、まずは笑える作品から始めました。今日は、その正反対!あなたを、泣かせ、または深く考え込ませるような作品をピックアップしました。
始めはYoutubeでメイクアップセンセーションを起こしたLauren Lukeをフィーチャーしたもの。彼女はこれまでに465もの動画をYoutube上にアップし、500,000人ものサブスクライバーを抱えています。家庭内暴力からの救済を目的とした団体REFUGE(www.refuge.org.uk/lauren)の広告で、彼女は殴られたときに出来た痣をどのようにしてメイクで隠せばよいかレクチャーしています。ここでのキャッチコピーは“家庭内暴力を受けている女性の65%がその事実を隠しているのです!隠さないで!”
次はSt John Ambulance の “Helpless”
音楽が鳥肌を立たせるだけでなく、ストーリー展開が本当に美しいです。夫であり、父である男性が癌と診断される物語です。癌と聞いただけで、心臓が止まってしまいそうになります!彼が、このように恐ろしい病を克服するも、後に周りに心配機能蘇生法を知っている人間がいなかったがために死んでしまう様子を描いています。今やっていることを全て投げ出して、すぐにでも応急処置を習わなきゃという気持ちにさせられます!!本当にパワフル!
もしかしたら私自身が母親だからかもしれませんが、このCMが大好きです!Robinsonの “Pals”。自分の親を友達のように感じている子供がどれだけいるでしょうか?私の子供たちはそう思ってくれているといいのですが!
こちらの作品は、あまりPre-Cannesで取り上げられていませんが、わたしは好きです。Marie Curie UKの”The Great Daffodil Appeal 2013 – Symmetry”。人の娘としても、子の母親としても、これを見るたびに泣いてしまいます!タグラインは〝あなたの最期の瞬間は、あなたの最初の瞬間と同じくらい意味があるべき“
Thai Health Promotion Boardの”Smoking Kids”にはエモーショナルにはさせられませんが、考えさせられます。忙しいビル街で、外に出てタバコを吸っている大人たちに、タバコを手にした子供が近づき火をねだります。大人たちは誰もがそれを断り、子供にタバコを吸うもんじゃないと注意します。子供は、そんな大人にそれではなぜ自分は吸うのかと尋ねると〝タバコをやめて“とかかれた紙を手渡すのです。とってもクレバー!
Channel 4 Paralympics “Meet the Superhumans” ではパラリンピックLondon2012のスター選手たちがフィーチャーされています。ここでのメッセージは“ 可能性、ポテンシャルが無限の世界、限界の無い世界へようこそ。
本日最後の作品は、カンヌで何か取るだろうと沢山の人が予想しているHashtag Killer: First World Problems “Anthem” [Water is Life]。広告会社であるDDB New Yorkが様々な〝先進国が抱える問題“についてのツイートを集め、ハイチの人々にそれを復唱してもらい、アンセムビデオを作ったのです。
Hashtag Killer: First World Problems “Anthem” [Water is Life] from Lindsey Hutter on Vimeo.
ティッシュ使いました? :)