The KINGS of Advertising: Dan Wieden & Sir John Hegarty
The Cannes Lionsのような広告祭なんて他にありません!その場に行って、インスパイアされたり、広告業界のスター達と交流したりすることに比べたら、睡眠2時間なんてどうでもいいことです!パリのホテルの部屋で疲れ果てた体を休めながら、先週のハイライトを考えています。
個人的に、木曜日に行われた広告界屈指の有名人2人、Dan Wieden & Sir John Hegartyが向き合ったセミナーが、怖いくらい(鳥肌が立つくらい!)インスパイアされるものでした。WOW WEE!!2人とも、広告界の生きる伝説です!
Dan WiedenがWieden&Kennedy in Portland, Oregon、そしてSir John HegartyがBBH Londonを数日違いで始めたのが30年前。彼らの作品をとっても簡単に分類するとしたら、DanがNike担当でJohnがLevi’s担当というところでしょうか。実際には、2人とも他の数々のクライアントと素晴らしい作品を作っています。
彼らが互いの作品を批評し合う場面では、笑わずにはいられませんでした。ハイライトのひとつが、John Hegartyが、WiedenのP&G “Proud Mother”のブリーフの時点で見ていたら、きっと吐いていたであろうと言ったこと。紙上ではあまりにつまらなく、残念に見えたものが、フィルムメイキングの芸術的な技によっていかに素晴らしい作品に仕上がったかという意味です。私も、この作品は大好きですし、グランプリを取るだろうと思っていました!
http://www.aoi-globalblog.com/?p=12442
Hegarty曰く“私は、広告とは80%がアイデアで、20%がどう制作されるかだと思っている。”吐き出しちゃおう”というこのYoutube時代に、このように胸くそが悪くなる要因も大きい中、演出が非常に重要だった。”
Wiedenは“アイデアは物事の始まり;肉付けこそがそれを作り上げるものだ。目まぐるしく変わるデジタル時代の今、感情が関係していることを確実にするためにストーリーテリングの力が必要なのだ”
また、彼らは私の別のお気に入りの作品、BBHのGoogle Chrome “It Get’s Better Project!!”についても語っていました!!
JHは“テクノロジー企業として、Googleには感情がないと思われていました。このキャンペーンがそこに人間味を与えたのです”
私は、このプロジェクトはGoogleブランドに人間味を持たせただけでなく、世界を変えたと思っています!!
彼らが、互いの作品の中で崇拝しているものを挙げた時も笑ってしまいました。John Hegartyが“素晴らしいものが大嫌いなんだ”と挙げていたのが、Wieden& KennedyのOld Spice “The Man Your Man Could Smell Like“
また、凄く評判の良かったBBHのXbox”Life is Short”について、John Hegartyは、”スクリプトを提出したとき、クライアントは“本気なの?”と断った。ところが、彼の許可を得てオンライン上で公開したところ、それが急速に広まってテレビでの放送に繋がった。時に、別の方法がある。ギブアップしては駄目だ“と言っていました。
セミナーは次のようなアドバイスで締めくくられました。
Hegarty “業界を成功させるには、 血生臭い仕事をうまくやらなければならない”
Wiedenは“私たちの仕事はもっと誠実でなければならない、感情的な本質を見なければならない”
機会があれば、是非セミナーをオンラインで見てみてください!!後悔しませんから!!