[カンヌ2012] 〜六日目 最新のテクノロジーを使った広告たち〜
どうも、今度はシャツを無くした吉川です。緑色ぽいチェックのシャツ見つけた方はご連絡ください・・・多分今頃海に浮いてるか車にひかれてるかと思うけど。
ここ一週間ずっとでっかいセミナーに出続けていたので、最後ぐらいFORUMとかちっちゃい系のやつに出てみようと思い切りました。失敗しました。おもしろいやつあんまなかったなぁ・・・しかも噂では今日やったワイデンのセミナーが今年一おもしろかったとか。時間返せ！！あとシャツも！！
でもその中でもおもしろいセミナーももちろんありました。
それはB-REELという会社のフォーラム。
B-REELはデジタルに特化したプロダクションで、ウェブ、モバイル、インスタレーションなどなど広いジャンルを手がけてます。
いかにデジタルの世界とリアルの世界の境界線が薄れてきてるかを、実例をあげて説明してくれました。
では、彼らのおもしろい作品を1つずつ紹介していきたいと思います。
HOTEL626
ハロウィーンの時期に「オンラインにあるものの中で、一番怖いものを作りたい」というブリーフをドリトスから受け、制作したのがHOTEL626。もう4年前ぐらいになります。
要約すると、めっちゃ怖いホテルから脱出するゲームなんですが、一つ他のオンラインゲームと違うのが、ケータイを使うところ。
しかもどう使うかというと、自分の番号を入力すると、なんとゲームのキャラから電話がかかってきて、ホテル脱出を手伝ってくれるとか。
でも、何より怖いのが、ゲームをクリアしてしばらくして、気を抜いてる時に自分のケータイにゲームから電話がかかってきて・・・こわっ！！！！
HOTEL626のトレーラー
・・・。
めっちゃ怖い。めっちゃ怖いめっちゃ怖いこれ。なんでカンヌでこんなに怯えなきゃいけないんだよ！！！
BUG RUN
VWのキャンペーンです。VWのビートルにちなんで作られたのが”BUG RUN”。
これはもう単純明快です。競馬の虫版。しかもすごいところがbetsson.comを通して本物のお金が掛けられるところ。もちろんライブストリーム。
これでVWが買えるぐらいお金を稼ぐなんて虫のいいはなしはないけど、虫の知らせで勝ち虫がわかったりなんてのもありえますよね。ただ勘の悪い人が虫の息になるまですったら元も子もないけど。初心者のオレみたいなもんがやったら飛んで火に入る夏の虫状態なんだろうなぁ。・・・あと、水虫ってかゆいよね。・・・あと・・・もう思いつかない。
これがBUG RUNのトレーラー。
逃げるように走ってますね虫。薬的なものをかけられてるんでしょうか。
ARIEL FASHION SHOOT
これもなかなかおもしろいイベントです。最初に映像をみてもらいましょう、
ARIELという洗剤のイベントなんです。
どういうことかというと、銃に、ケチャップやらジャムやらソースやら食べるラー油やら食べるポン酢やらを銃にこめて、真っ白な衣類にそれを狙って打つ。これを家のパソコンからやります。会場はストックホルムの駅に設置されていて、遠隔で銃を操縦士打つ、で、その場でARIELの洗剤力を披露し、その汚れが落ちて真っ白になった服はを当てた人郵送されるという仕組み。会場に多くの人もいて、この模様を見ていることで、オンラインとオフライン両方で同時に楽しめるイベントとなりました。
そして最後、
3 LIVE SHOP
これはすごいですよ。世界初の人と対話しながら買い物ができるオンラインショップ。
すごいテクノロジーですね・・・タッチスクリーンを利用して商品の紹介、解説が行えるという。てかこれ絶対、かわいい店員目当てに買い物しちゃう人出てきますよね。セクハラまがいの商品を解説してもらったり。世の中汚れてるよね
でも便利ですよね。電化製品とか質問したいことあったりしますし、相談にのってくれる人もいるわけです。
設計がしっかり考えられていて、例えば、iPhoneやiPadなどと違い、真ん中にカメラがあるんですって。それはしっかりお客さんとの目線でしゃべるためだとか。
Mind controlled Scalextric
やっぱこれも紹介しよ。
これもすごい。脳波を使って動かすラジコン。
彼曰く、集中すればするほどラジコンが速く走るらしい。ジェダイじゃん・・・それだけでなく、瞬きをすると加速するらしい。
ちなみに僕、頭の中で不安なことを考えると、尿意が近くなるっていう特殊能力もってます。
こうやって見ると、デジタルと現実の境界線なんてあってないようなもんですね。