初めましてこんにちは!

GMB部でインターンとして勉強させて頂いているタクマといいます。テンプル大学の3年生でコミュニケーションを専攻していてジャーナリズムや広告、マーケティングなどを勉強しています。よろしくお願いします。

今日は木曜日という事で、先週のJulieさんのThrow Back Thursday (昔を思い出そう)という企画のバトンを受け継がせていただきます!

今回紹介するのはJonathan Glazer という監督。

広告業界に携わる方で知らない方はいないのではないでしょうか?

もし名前だけではピンとこないという方は日本でもとっても有名になったあのMusic Videoなら見覚えがあるかもしれません。

そう、この有名なMVもJonathan Glazer の監督作品のひとつだったんですね!(ちなみにこの作品もあの有名なケーブルチャンネル、MTVでマルチMTV賞という賞を受賞しています)

ここで簡単に彼のバイオグラフィーを見ていきましょう。

Jonathan Glazer

1965年にイギリスのロンドンで生まれ。ノッティンガム・トレント大学でシアターデザインを学んだ後、映像制作の道へ進んでいきます。1994年にRadioheadというバンドのStreet Spiritという楽曲のMVで注目を集め、その後もCMの監督としても優れた作品を生み出し数々の賞を獲得しています。2000年からは長編映画にも進出し、同年のSexyBeastという作品では英国アカデミー賞でノミネートもされています。

そんな彼が監督を務めた作品の中でも評価の高いものを’Throw Back Thursday’、振り返りながら年代順に並べてみました!

Massive Attack – ‘Karmacoma’ 1995年

初期に高い評価を受けたMVで彼の存在を強烈にアピールさせるきっかけにもなった作品のひとつです。映画、シャイニングのスタンリー・キューブリック監督の影響を強く受けていると言われる作品。確かに似たような双子が登場してますね!

Guinness – ‘surfer’ 1999年

彼の作品の中で最も有名とも言えるのがギネスビールのこのCM。世界でも最も受賞が困難とも言われるD&AD awardにて最高賞であるブラック・ペンシルを2本獲得、カンヌのフィルム部門でゴールドを獲得、クリオ賞にも選ばれこの年の広告賞を総なめにしました。

Sexy Beast 2000年

MV、CMの監督としてキャリアを築いて来た彼が始めて長編映画に挑戦した作品。英国アカデミー賞にてアレクサンダー・コルダ賞にノミネートされています。タランティーノ的演出とも評されました。

Under the Skin 2013年

長編映画の監督として3作目の今作品ではスカーレット・ヨハンソンを起用し彼女が宇宙からやって来た捕食者(エイリアン)という設定のSF作品。彼女が男性達を選ぶ際には素人の男性が多く使われ、さらに隠しカメラで撮影されたそうです。全体的に台詞も少なくまさに映像で勝負している!という印象を受ける作品です。

Audi – ‘The Ring’ 2013年

もちろん映画だけでなくCMの監督としても未だに活躍中。このAudiのCMでも美しい映像ながら、画面からにじみ出るどこか不気味な雰囲気が現れているような気がして魅力的ですね。

時代が変わりながらも、見ていて歯切れの良い爽快さと、それでいてどこか危険な香りも落とし込まれているように感じるさせる彼の作品は視聴者を飽きさせない。今後とも彼の活躍に期待ですね!

以上

Written by Takuma