今さら聞けないApple世界一有名CM"1984"の意味
最近「AppleのCMトップ10」をいろんな所がやってるけど必ず見るこのCM。
Appleと言わず世界のCMの中でも最も有名と言っても過言ではない”1984″。
でもこのCMってぶっちゃけ何ですごいの?
と、心の中でつぶやいてる人いるんではないでしょうか。
そうじゃない方でもこの映像は見た事ない人も多いはず!!
1983年秋、28歳のJobs。
このCMの発表会でのスピーチとCM、ご覧ください。
Jobsスピーチ内容まとめ(一部省略):
“1958年。
IBMはゼログラフィを発明した小さな会社の買収を断り、その2年後、Zerox誕生。IBMはそれ以降今でも後悔している。
60年代後半。
Digital Equipment Corporation(DEC)がmini computerを開発。
IBMは、「それでは本格的なコンピューター機能ができない、IBMのビジネスには必要ない」と言った。
その後、DECは急速な成長を遂げ、ようやくIBMはmini computer市場に参入。
70年代後半。
Appleが史上始めて”Apple II”、パーソナルコンピューターを開発。
IBMは再び、「それでは本格的なコンピューター機能ができない、彼らのビジネスには必要ない」と言った。
1981年。
Apple II が世界一有名なコンピューターに成長、Appleもアメリカ史上一成長の早い企業に。
この年IBMがようやく、PCとして市場に参入。
そして今年、1984年。
IBMは業界全てを占領したがっている。
ディーラーは今ではIBMの言いなりで恐怖さえ憶えているようだ。
“ビッグブルー”はコンピューター業界、情報の時代を占領してしまうのか。
1984年について、ジョージ・オーウェルが言っている事は正しいのか?!”
(→と言ってCMスタート)
Steve Jobs、若い!28歳って、、、何かちょっと悔しいなぁ。
しかも、言葉から敵意ムンムンですねぇ!
CMのスクリーンに映っているのが”ビッグブルー”、IBMの事なんですね。
ビッグブルーに魂を吸い取られた”情報”の象徴のスキンヘッド達。
このCMは、ジョージ・オーウェルがスターリンの恐怖政治をテーマに書いた小説”1984″が元になってます。
ハンマーを投げる女性はAppleの象徴。
最後のコピー/ナレーション:
「1月24日、Apple ComputerよりMachintosh発売。あなたは1984年が小説“1984”のようにはならないワケを知るでしょう」
CMの制作費は約70万ドルと言われていて、Jobsも撮影に立ち会ったとか。
監督はRidley Scott。グラディエーターとか、ハンニバルとかの監督ですね。
こうして1984年、Machintoshが誕生したんだとさ♪