お久しぶりです!

今回は、ノルウェーのオスロをベースとする、
CM・MV監督のキャスパー・ハグストロム(Kasper Häggström)さんををご紹介します。

コペンハーゲン、オスロ、ストックホルムを拠点とするプロダクション、
「Bacon」に所属するハグストロム監督は、
スノボ撮影をきっかけに映像の世界に入りました。

(話が脱線しますが、映像業界の方でスノボー、スケボー、サーフィンなど
ボード系スポーツをされていた方が多い気がします。
そう感じたことある方いませんか?
私の気のせいかもです、、、!?)

 

ハグストロム監督の作品の特徴としては、
落ち着いたトーンのなかで作り出される笑いです。
シュールな彼のコメディーセンスは、個人的にとてもツボです。
何度も作品を見たくなる魅力があります。

 

ハグストロム監督の代表作として、
2018年公開のアーティストKelly Lee OwenさんのMV、「Throwing Lines」が挙げられます。
作品はイギリスのMusic Video Awardを受賞しています。

また、2020年には、俳優Michael Sheenとトースターが出演するMV、
「Corner Of My Sky ft. John Cal」でOwenさんと再びコラボをしています。

 

より最近では、伝説のロックバンドRadio Head の最新アルバム「Kid A Mnesia」からの曲、
「If You Say The Word」のMVを監督されています。
こちらのMVはCiclopeや1.4 Awardsで賞を受賞しております。

スーツを着た人の動物のようなの動きなどに、ディレクションのこだわりを感じました!

監督が想像していたこのMVの一つの解釈としては、パンデミックが始まり、在宅作業でのびのびと自由に働いていた会社員が、
行動制限が緩和されて、また捕まえられ、強引に出社するオフィスに戻されるという内容です。
なかなか皮肉が込められてますね、、、!

 

最後に、ハグストロム監督のCM作品もご紹介します。

Bank2という銀行のCMです。

英語で「ducks in a row」という表現があります。
直訳は「アヒルを一列に並べる」ですが、
「きちんと万全の準備をする」とう意味で使われる表現です。
意味を踏まえて、こちらの作品をご覧ください。

 

ハグストロム監督の作品は日本でも通用するのではないでしょうか?
日本のCMもいつか監督していただきたいですね!