今日も頑張っている皆さんに少しでも癒しをお届けできればと思い、今回の作品を選びました。
今年のスーパーボウルでも流れた作品です。
まずは作品をご覧ください。

【Huggies – Welcome to the World, Baby】

Agency: Droga5, New York
Director: Mark Molloy
Production Company: Smuggler

Huggies(オムツブランド)の「Welcome To The World Baby」という作品です。

監督のMark Molloyさんは前にブログでご紹介している、Apple の「Underdogs」を手がけた、
オーストラリアを拠点に活動する監督です。
今回ご紹介の作品も「Underdogs」のようファストペースで、ユーモラスで、テンポが良いいですね。

他のオムツCMでよく見る「親が赤ちゃんを優しく抱っこ」というよりかは、
赤ちゃん目線で映像が描かれているのが面白いと思いました。

この作品で私が一番気になったのは制作面です。
今の状況下で、何人もの赤ちゃんの赤ちゃんの演技をよく撮影できましたよね、、、

撮影は南アフリカで行ったようです。
南アフリカでは現在(2021年5月時点の情報)出発前の72時間以内のPCRテストで陰性だと証明できる海外からの訪問者を受け入れているようです。
国内のプロダクションは去年の5月あたりから再開していて、
それ以降安全に撮影するためルール作りなどは常に改善されています。

出演者は、一番小さくて、生後2週間の赤ちゃんを起用していました。
監督も赤ちゃんを撮影するのはすごく難しいと予知していたので、
撮影には「どうなるかなー」っとオープンな気持ちではげんだそうです。
しかし、完成品は元のスクリプトからそこまで変わらない状態までに仕上がったと話しています。

撮影をスムーズに進めるためにも、プロの「baby wrangler」何名かを雇われたらしいです。
Baby wranglerとは赤ちゃんや子供の演技などを手伝うための専門職らしいです。

Baby wranglerが実際どのように赤ちゃんに演技させるかなど、
説明した動画が面白かったので興味がある方はご覧ください。

 

Huggiesの作品で一番苦労したカットは、「うんちしちゃった」のシーンらしいです。
自然な表情を捉えるため、撮影で3時間ほど赤ちゃんがうんちするのを待ったそうです。
他の撮影ではなかなかない体験ですね、、、

他にも、寝ている姿を撮影するため、ひたすら赤ちゃんが寝付くまで待ったらしいです。

編集では、とにかく沢山撮影したフッテージから奇跡の瞬間を抜き出す作業に時間がかかったとか、、、
自然に出てきた表情などを撮影できたからこそいい作品になった、と監督は話しています。

参考文献:
https://www.shots.net/news/view/how-to-bring-babies-to-the-big-game