ニーハオ。

2020年、世界に向かって羽ばたくはずのフォンです。

 

社会人になってから、母国の”春節”とは無縁でした。

「今年こそっ!」と思った矢先に・・・

コロナが猛威を振るい、実家に帰省する私の足を止めていました。

 

「日本にいた方が安全だよ!」と家族や親友に勧められたことまだ鮮明に覚えています。

しかし今は・・・毎日家族に心配される羽目になってしまいました。

つい先日、中国にいる親友からマスク150個とN95医療用マスク15個を送っていただいて、改めて家族や友情の素晴らしさを噛みしめているところです。

 

この状況の中、世界各国からコロナウイルス関連の広告や映像作品が多くオンエアされています。

 

なかなか、中国のコロナ関連映像作品をご覧になる機会が少ないかなと思いますので、

ここで少しご紹介させていただければと思います。

 

Title: 「スマホの中の武漢の新年」
Client: 快手

コロナウイルスとの戦いで犠牲になった烈士や死去した同胞に深い哀悼の意を伝えるため、2020年4月4日、中国全国で哀悼活動を実施しました。

中国の多くのウェブサイトやアプリも、ホームページをモノクロに染めてました。動画配信アプリ「快手(KuaiShou)」もその一つでした。

この作品は、「快手」にアップされた一般人が取った112本の動画から編集した長さ18分25秒のものです。

CMとは程遠い構成で、「映像の力で忘却に対抗したい」と監督が述べた。

「記録」という映像作品最も基本的な機能から訴求し、「誰でも動画配信できる」とユーザーに囁いた、とても成功したブランド広告として、中国の広告業界に話題を広げました。

 

Title:  「三十三」
Client: 知乎


中国の知恵袋的なウェブサイト「知乎」が公開したドキュメンタリー映像です。

先ほどにも言及してた「春節」、日本ではよく「旧正月」と呼ばれる、今年の中国の新年から三十三日を経った2020年2月26日に公開されました。

日本の正月と日付が違っても、祝いたい気持ちは一緒でしたが、

今回ばかりは、コロナの影響で武漢をはじめ、どこの街でも少しどんよりしてました。

その中で、旧正月から三十三日間、中国の医療関係者や軍官警察だちがどのようにコロナと戦ってきたを記録した映像です。

 

https://v.qq.com/x/page/l0930xw34nu.html
Title: 「こんな風に広告撮るの、予想もしなかった」
Client: WATSON’S(ワトソンズ)

 

日本では馴染みがないが、毎年の三月八日は世界女性デーです。

中国においては、女性のみ祝日扱いとしているこの日に、多くの女性製品メーカーや量販店が大体的にキャンペーンを催すはずだった。

女性製品を多く取り扱っている中国大手ドラッグストア「WATSON’S(ワトソンズ)」も、毎年恒例の女性を謳歌する広告映像の制作途中で、

コロナにより仕方なく制作チームを当時まだ影響の少なかったカナタに足を運んだ、と映像の半ばで訴えかけてくる、少しシュールなCMです。

 

みなさん、いかがでしょうか?

いわゆる「Film Craft」に長けた作品ではなく、どっちかというとアマチュアのような演出が、中国の視聴者の人気を博しているかもしれません、と色々と調べて気づきました。

 

そして、中国では今、コロナウィルスの影響が収まりつつあります。

ただし、これはただ待っているだけでウイルスがなくなる訳ではなく、経済の成長も世論の影響も玉砕覚悟で、一人でも多くの命を守ることを選択をしてくれた結果です。

 

少し退屈になるかもしれない、

少しお金がなくなるかもしれない、

少し不安を感じるかもしれない・・・

 

しかしこれは決して無駄ではない。

より早くこの悪夢から目覚めるには、今はじっとするしかない。

 

#StayHome

#家にいよう

#全球战疫