オバマ大統領:銃規制法案の否決に対し、“恥ずべき日”と語る!銃規制を支持する最新キャンペーンを紹介!
みなさんご存知だと思いますが、アメリカには1791年に成立した合衆国憲法修正第2条の“規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であり、国民が武器を保有し携行する権利は、侵してはならない。”という法律に基づき、国民が銃を所有することが認められています。
しかし、2007年のバージニア工科大学銃乱射事件やアメリカ史上最悪規模で死傷者は70人にも及んだ2012年のオーロラ銃乱射事件、同じく2012年の12月に起きたサンディフック小学校銃乱射事件(死亡者26人)等、ここ数年の相次ぐ銃乱射事件により、オバマ大統領は銃購入希望者の犯罪歴調査の適用範囲の拡大を求める銃規制法案を強く支持してきました。
が、上院議員は17日、過去に事件に巻き込まれた遺族を前にこの銃規制法案を否決。これだけの事件が起きてもなお規制は持ち越される形になりました・・・。
これに対しオバマ大統領は“Pretty shameful day for Washington(ワシントンにとって恥ずべき日)”と発言し、不満を爆発。
オバマ大統領の会見(スピーチ)はこちらから:
http://www.nbcnews.com/video/nbc-news/51575367
この法案が否決する前に、銃規制の支持を煽るPSA(公共広告)もいくつか出てきました!
まずはこちら:
“”Ed—A Petition For Stronger Gun Laws”
銃規制団体 ”States United to Prevent Gun Violence”によるPSA。
制作会社は2009年に設立されたHarvest Filmsで監督は同制作会社所属のAdam Goldsteinを起用しました。
郵便局をずけずけと進んでいく男。古いマスケット銃で職員を撃つが、銃弾ははずれ、リロードする間に職員が逃げたところでコピー:“Guns Have changed. Shouldn’t our gun laws?(銃は変わりました。銃刀法は?)”Youtubeでは“ばかげてる”や“誰も影響受けない”等低評価が目立ちました。
続いてはこちら:
“How many more rounds are we going to let this go on for?”
同じく銃規制支持団体 ”Moms Demand Action”による公共広告。
ひとつひとつの銃弾には過去に起きた銃にまつわる事件が記され、遺族の声等をVOとして使用。
最後のコピー:”あと何回このような事件を許してしまうのか?”。
オバマ大統領は会見の最後に“I see this as just round one(一回戦にしかすぎない)”とこれからも銃規制に向けて強く取り組む姿勢を見せていました!いくら自由の国と言ってもこれ以上の被害者を出さないために規制は必要なのではないでしょうか・・・